インフィニオン、800 V DC AIサーバー向け高電圧ホットスワップ コントローラーXDP8HD40S-1を発表、グリッドからコアまでを網羅するパワー半導体ポートフォリオを拡充

テクノロジーニュース

2026/10/23

2026年10月12日、ミュンヘン(ドイツ)

 

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、±400 Vおよび800 V DCで動作する次世代AIサーバー電源アーキテクチャにおいて、デジタルによる電力経路の保護とモニタリングを行うよう設計された高電圧ホットスワップ コントローラー、XDP8HD40S-1を発表しました。AIクラスターが48 Vから、より高いラック電力レベルに対応する構成へ拡張されるにつれて、中断のないシステム運用を維持するために、信頼性の高いホットスワップ機能の重要性がますます高まっています。XDP8HD40S-1を使用することで、システムの完全性を維持しながら、パワーモジュール、コンバーター、GPU、サーバー サブシステムを安全に接続、切断できます。これにより、シリコン、炭化ケイ素 (SiC)、窒化ガリウム (GaN) を網羅するインフィニオンのパワー半導体ポートフォリオは、スケーラブルなAIインフラに必要な保護とモニタリングの領域にまでさらに拡張されます。

 

インフィニオンのシニア バイス プレジデント兼パワーシステムICビジネス ライン責任者のマグダレーネ ベーベル (Magdalene Boebel) は「将来のAIデータセンターには、高効率、最大限の信頼性、包括的な保護機能を兼ね備えた電力供給システムが必要です。XDP8HD40S-1を使用することで、システム設計者は±400 Vおよび800 Vの電源アーキテクチャ向けに信頼性の高いホットスワップ ソリューションを実装できると同時に、サーバーの稼働時間と運用効率を最大化するために必要なモニタリング機能と保護機能を利用できます」と述べています。

 

XDP8HD40S-1は、2線式800 Vまたは±400 Vの中間バス コンバーター (IBC) およびGPU、1,500 VのIBCシステム、高電圧ラックおよびサーバーへの電力供給、バッテリー バックアップ (BBU) システム、ピーク シェービング、400 Vから800 Vの片側または両側ホットスワップ実装など、幅広い高電圧アプリケーション向けに設計されています。本デバイスは、OptiMOS™ MOSFETやCoolSiC™ JFETを含むインフィニオンのパワー半導体ポートフォリオと互換性があり、設計者は、インフィニオンがすでに800 V DC AIデータセンターのリファレンス デザインに採用しているものと同じ基盤技術を使用して、高効率で堅牢な保護段を構築できます。

より高いシステム電圧で動作させる場合、突入電流の制御や過渡的な事象からインフラを保護することがより複雑になります。XDP8HD40S-1は、デジタルSafe Operating Area (SOA、安全動作領域) 制御と、プログラム可能なアクティブ保護機能および事前設定されたアクティブ保護機能を統合しています。さらに、可変パルスSOA制御モード (Boost Mode) と組み合わせることで、パワー スイッチの安全な動作を維持しながら、起動時の動作を最適化できます。内蔵ゲートドライバーは、MOSFETとJFETを組み合わせた外付けSiCカスコード構成に対応し、高電圧パワーステージの効率的な制御を可能にします。システムの堅牢性をさらに高めるため、本コントローラーはサージ耐性保護機能を内蔵するとともに、設定可能な1.5 Aのプルダウン電流によるパワー スイッチの高速シャットダウンに対応しており、異常な動作状態におけるAIコンピューティング インフラの保護に寄与します。

 

XDP8HD40S-1は幅広い動作電圧範囲に対応しており、VDDBは4.5 V~24 V、VDDAは4.5 V~13.2 Vで、さまざまなサーバーおよびラックレベルの電源システムに統合できます。システム管理およびリモート診断向けに、本コントローラーは強化されたセキュリティ機能を備えたPMBus® 1.5インターフェースを搭載しており、データセンター管理インフラへの統合が可能です。内蔵のブラック ボックス記録機能は、重要なイベント情報を記録し、障害解析やシステム デバッグの迅速化に役立ちます。さらに、プログラム可能な入力および出力の過電圧、低電圧保護、外付け温度センサーへの対応、過熱保護などの保護機能も備えています。

 

最新のAIサーバー プラットフォームでは、消費電力やシステム状態をリアルタイムに把握することがますます求められています。XDP8HD40S-1は、12ビットの電流および電圧A/Dコンバーターを搭載することで、このニーズに対応します。測定精度は、電圧が約1 %、電流が約1 %、電力が約3 %です。また、アナログ電力モニタリング (PMON) の精度は1.5 %で、継続的なシステム モニタリングを可能にするエネルギー計測機能も内蔵しています。これらの機能は、高密度AIコンピューティング プラットフォームにおけるシステム最適化、予知保全、電力管理戦略を支援します。また、AIデータセンターのラック電力が増加し続ける中で登場しつつある800 Vから48 Vへの変換アーキテクチャや直接変換アーキテクチャについて、インフィニオンがすでに実証しているリファレンス デザインを補完します。

 

供給状況について

XDP8HD40S-1は、10.7 mm x 10.3 mmのLFDSO-40パッケージで提供されます。サンプルは2027年第2四半期に提供開始予定です。詳細については、www.infineon.com/ja/part/XDP8HD40S-1 をご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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The XDP8HD40S-1 high-voltage hot-swap controller was designed for digital power-path protection and monitoring in next-generation AI server power architectures

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Information Number : inftn202610-006

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Yufuko Toyoda

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