インフィニオン、次世代AIサーバー向け電源アーキテクチャに対応する27 kW三相PSUソリューションを発表

テクノロジーニュース

2026/10/13

2026年10月8日、ミュンヘン(ドイツ)

 

AIワークロードの拡大により、最新のデータセンターに求められる電力要件は大きく変化しています。GPU性能の向上とラック密度の増加に伴い、電源アーキテクチャは800 VDCまたは±400 VDCへの移行が進んでいます。こうした要件に対応するため、インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、サーバーODMおよびOEM向けに27 kW三相電源ユニット (PSU) ソリューションを発表します。このリファレンス デザインは、OCP Open Rack V3 (ORV3) 仕様およびAIサーバーラック アーキテクチャの要件を満たしており、AIサーバー向け電源ソリューションの包括的なポートフォリオをさらに拡充するものです。本ソリューションは、開発者の市場投入までの期間短縮に貢献するとともに、ラックの電力密度、電力効率、熱性能の向上を実現します。

 

本デザインは、650 V CoolSiC™ MOSFET、CoolMOS™ MOSFET、EiceDRIVER™ゲートドライバー、XENSIV™電流センサー、およびPSOC™マイクロコントローラーをはじめとするインフィニオンのコンポーネントを組み合わせています。入力電圧480 VAC、負荷率50%の条件において、98%を超える最大電力効率を達成します。リファレンス デザインには、5レベルANPC PFCトポロジーと3レベルLLCコンバーターを採用しており、ORV3の最低要件である94 W/in³を上回る116 W/in³の電力密度を実現しています。また、統合型エネルギー バッファーを搭載しており、短時間の電力系統障害時にも20ミリ秒のホールドアップ時間を確保します。さらに、GPU負荷が急変した際のライン電圧変動を平滑化することで、外部のキャパシタ バンクユニット (CBU) を不要にします。加えて、統合型プレーナー磁気構造により、コンパクトでモジュール化された拡張性の高い高周波トランス設計を可能にしています。

 

PFC段およびLLC段は、負荷変動が大きいAI向けアプリケーションに対応するため、デジタル制御されています。PSOC Control C3 Performance Lineマイクロコントローラーに統合されたPPCA (Programmable Power Control Accelerator) は、高速な動的応答と高精度な電流・電圧制御を実現します。本リファレンス デザインは311~528 VACの三相入力電圧範囲に対応しているため、世界各地のさまざまな電力規格での利用が可能です。また、入力電流総高調波歪み率(iTHD)を低く抑え、大半の動作負荷範囲において0.99を超える力率を実現します。さらに、周囲温度-5℃~45℃の環境で動作可能です。

 

供給状況について

インフィニオンのAI電源向けPSUソリューションの詳細は以下をご覧ください。

www.infineon.com/aipsu

 

新しい27 kW三相PSUは、2026年10月12日から15日まで米国カリフォルニア州サンノゼで開催されるOCP Global Summit 2026のインフィニオンブース (E26)、および2026年10月22日に開催されるOktoberTech™ Silicon Valley 2026にて展示予定です。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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Artificial intelligence workloads are redefining the power requirements of modern data centers.

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Yufuko Toyoda

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