新しいインフィニオンのOPTIREG™ TLE9744QKパワーマネジメントIC、ハイブリッド車および電気自動車のトラクション インバーター向けに電源機能と機能安全を統合

テクノロジーニュース

2026/09/08

2026年9月8日、ミュンヘン (ドイツ)

 

インフィニオン テクノロジーズAG(FSE:IFX / OTCQX:IFNNY)は、電気自動車 (EV) およびハイブリッド車 (HEV) の高電圧トラクション インバーター向けに特別設計された完全統合型パワー マネジメントIC (PMIC) である OPTIREG™ PMIC TLE9744QKを発表しました。本製品は、電源供給機能一式、レゾルバ励磁機能、および専用のセーフティ エンジンを単一デバイスに統合しています。これにより、トラクション インバーター用電子制御ユニット (ECU) の設計を簡素化するとともに、マイクロコントローラー、通信モジュール、およびセンサー向けに複数の絶縁電源レールを供給するという複雑な課題に対応します。複数の個別部品をこの単一チップソリューションに置き換えることで、TLE9744QKはシステムコストと複雑さを直接的に低減します。この統合により、BOM (部品表) の点数を大幅に削減し、置き換え対象デバイスにおけるPCB実装面積を最大70%縮小するとともに、システム全体の信頼性と機能安全性を向上させます。

 

この統合は、重要な周辺機能をシリコン内に直接組み込むことで実現されています。OPTIREG TLE9744QKはレゾルバ励磁信号を内部生成できるため、外付けのレゾルバ ドライバーおよび監視回路が不要になります。さらに、本製品は幅広い電源供給方式との互換性を備え、多様なマイクロコントローラーおよびゲートドライバーとの機能的な相互運用性を提供します。この柔軟性により、システム設計者は大規模なハードウェア再設計を行うことなく既存のMCUプラットフォームを活用でき、市場投入までの時間短縮が可能になります。また、オフボードセンサーへの電源供給をサポートすることで、最適なシステム設計のためのレイアウト自由度を高めます。

 

本デバイスは、独立したハードウェア アーキテクチャにより、システムの信頼性と安全性をさらに向上させます。統合セーフティロジック (Integrated Safety Logic: ISL) は、相電流、DCリンク電圧、MCUおよびゲートドライバーの状態などの重要パラメーターを継続的に監視します。ISLは独立した二次的安全経路として機能し、メインMCUに障害が発生した場合には安全状態を判断し、それを強制的に実行します。この保護機能を電源障害時にも維持するため、冗長電源入力により、メイン低電圧電源が故障した場合でもISLは動作を継続します。この独立型設計により、主低電圧電源が故障しても安全機能が損なわれることはなく、ISO 26262に基づいて開発されたASIL-D準拠を実現しています。

 

供給状況について

OPTIREG TLE9744QKは現在提供中です。サンプル、評価ボード、リファレンスデザイン、ドキュメント、ソフトウェア、およびツールは要望に応じて提供可能です。詳細については、https://www.infineon.com/ja/part/TLE9744QKをご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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Press Photos

The OPTIREG™ PMIC TLE9744QK consolidates complete power-supply functions, resolver excitation, and a dedicated safety engine into a single device.

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Information Number : inftn202609-137

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Yufuko Toyoda

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