米国国際貿易委員会 (US ITC) の判断が確定、イノサイエンスの特許侵害GaN製品を米国市場から排除

ビジネス&財務プレス

2026/07/07

2026年7月7日、ミュンヘン (ドイツ)

 

米国国際貿易委員会 (US ITC) の本委員会が2026年5月7日に下した最終判断は、大統領レビュー期間の終了を受けて確定しました。これにより、イノサイエンスが窒化ガリウム (GaN) 技術に関するインフィニオンの特許を侵害していることが認定され、イノサイエンスに対して米国への輸入および販売の禁止が命じられました。

 

インフィニオンのGaNビジネス ラインの責任者ヨハネス ショイスヴォール (Johannes Schoiswohl) は「今回の決定は、インフィニオンの知的財産の強固さを改めて示すものです。当社は引き続き、インフィニオンの特許ポートフォリオを積極的に保護し、業界における公正な競争を維持していきます。業界をリードする300mm GaN製造技術により、イノベーションを拡大して、脱炭素化やデジタル化を加速するために顧客が必要とする性能、品質、コスト面での優位性を提供できる、他社にない立場にあります」と述べています。

 

今回のITC最終判断は、インフィニオンのGaN知的財産に関してインフィニオンに有利な判決が相次いでいる流れをさらに強化するものです。ドイツで並行して進められている紛争においても、ミュンヘン地方裁判所第一部 (Landgericht München I) はすでに2025年8月、2026年6月および2026年7月初旬に、イノサイエンスが3件の特許および1件の実用新案を侵害していると認定しています。同裁判所は、イノサイエンスに対して特許侵害製品のドイツへの輸入、販売およびマーケティングを禁止するとともに、インフィニオンへの損害賠償の支払いも命じています。

 

GaNは、再生可能エネルギーシステム、データセンター、産業オートメーション、電気自動車 (EV)  など、幅広い用途において高性能かつ高効率な電力システムの実現に重要な役割を果たしています。

 

インフィニオンは、約450のGaN特許ファミリーを含む業界最大級の知的財産ポートフォリオを有する、GaN市場における主要な統合デバイスメーカー (IDM) です。

GaNは、再生可能エネルギーシステム、AIデータセンター、産業オートメーション、電気自動車 (EV) など、幅広い用途において高性能かつエネルギー効率の高い電力システムの実現に重要な役割を果たします。 より高い電力密度、高速なスイッチング速度、および低い電力損失を特長とするGaN半導体は、小型設計を可能にするとともに、電力消費および発熱の低減に貢献します。 パワーシステム分野のリーダーであるインフィニオンは、シリコン (Si)、炭化ケイ素 (SiC)、GaNの3つの材料すべてに精通しています。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点 ) 、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

ウエブサイトhttps://www.infineon.com/ Follow us: Facebook - LinkedIn

 

Information Number : ifxpr202607-118

avatar

Yufuko Toyoda

日本