2025会計年度第3四半期の売上高は予想通りで、事業部合計利益は予想を上回る　第4四半期は足元の関税の不確実性や米ドル安をよそにさらなる成長を見込む

ビジネス＆財務プレス

12/08/2025

※リリース全文はPDF版をご参照ください。

- 2025会計年度第3四半期: 売上高は37億400万ユーロ、事業部合計利益は6億6,800万ユーロ、事業部合計利益率は18.0%

- 2025会計年度第4四半期見通し: 平均為替レートを1ユーロ＝1.15ドルとする想定 (以前は1ユーロ＝1.125ドル) に基づき、売上高は約39億ユーロと予想。この売上高に基づく事業部合計利益率は10%台後半と予想

- 2025会計年度通期見通し: 第4四半期の平均為替レートを1ユーロ＝1.15ドルとする想定 (以前は1ユーロ＝1.125ドル) に基づき、通期売上高は前年度比微減の約146億ユーロと予想。調整後粗利益率は40%以上 (以前は約40%)、事業部合計利益率は現時点で10%台後半 (以前は10%台半ば) となる見通し。投資は現時点で総額約22億ユーロ (以前は23億ユーロ) を予定。既存事業ベースのフリーキャッシュフローは現時点で約10億ユーロ (以前は約9億ユーロ) となる見込み。今後予定されているマーベルの車載イーサネット事業の買収完了を考慮すると、フリーキャッシュフローは約12億ユーロのマイナスに達する見通し。調整後フリーキャッシュフロー (フロントエンド施設への投資および大規模M&A取引について調整したフリーキャッシュフロー) は現時点で約17億ユーロ (以前は16億ユーロ) となる見込み

2025年8月5日、ノイビーベルク (ドイツ)

インフィニオンテクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、2025会計年度第3四半期 (至2025年6月30日) の業績を発表しました。

インフィニオンの最高経営責任者 (CEO) 、ヨッヘンハネベック (Jochen Hanebeck) は「インフィニオンは、かなり不安定な環境下でも第3四半期に再び堅調な業績を達成しました。当社のターゲット市場における在庫調整は大きく進展しました。ともあれ、当社と当社の顧客は不確実なマクロ経済状況や地政学的状況を引き続き上手く乗り切っています。同時に当社は、戦略的成長分野であるソフトウェアデファインドビークル (当社が予定しているマーベルの車載イーサネット事業の買収により強化される)、AI データセンター向け電力供給ソリューション、急増するエネルギーインフラへの投資、さらに将来的には人型ロボットの各分野で機会を捉えています。これらの分野では半導体需要が長期的に拡大しています。当社は、パワー半導体、アナログ & センサー、さらにはコントロール & コネクティビティを網羅するポートフォリオを通じて、各市場の開拓で役割を果たせる理想的なポジションにいます」と述べています。

2025会計年度第3四半期グループ業績

2025会計年度第3四半期のインフィニオングループの売上高は、前四半期の35億9,100万ユーロから37億400万ユーロに増加しました。前四半期比で米ドル安が明確に進行したことによる逆風をよそに、売上高は3%増加しました。米ドル為替レートが以前の水準のまま推移していたら、売上高の増加率は9%に達していました。グリーンインダストリアルパワー (GIP) 事業部およびパワー&センサーシステムズ (PSS) 事業部の売上高は大幅に増加し、オートモーティブ (ATV) 事業部の売上高は若干増加しました。コネクテッドセキュアシステムズ (CSS) 事業部の売上高は若干減少しました。

第3四半期投資家向けプレゼンテーション資料（英語のみ）はこちらよりご覧いただけます。

リリース全文はPDF版をご参照ください。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月～2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード：IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード：IFNNY) に上場しています。