インフィニオンとシーメンス、SiCを活用し、データセンターや工場における電気的保護を強化

ビジネス&財務プレス

2026/06/09
  • インフィニオンとシーメンスの協業によるデータセンター、製造施設、バッテリー蓄電システム向け半導体サーキットブレーカー技術の推進
  • 半導体サーキットブレーカーによる短絡・過負荷からの電気回路およびコンポーネント保護
  • インフィニオンのSiCパワーモジュールによりシーメンスのサーキットブレーカーの効率・電力密度・信頼性を向上

2026年6月8日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ ( FSE: IFX / OTCQX: IFNNY ) と シーメンスAG は、データセンター、製造施設、バッテリー蓄電システムにおける電気的保護の高度化と信頼性の高い運用の実現に向けて協業します。本協業の一環として、インフィニオンは シーメンス の SENTRON 3QD2 半導体サーキットブレーカー (半導体遮断器) に採用される炭化ケイ素 (SiC) パワーモジュールを供給します。これにより、シーメンス の保護ソリューションの効率、電力密度、信頼性が向上します。

インフィニオンのエグゼクティブ バイス プレジデント兼インダストリアル&インフラストラクチャー チーフ セールス オフィサー (CSO) であるアンドレアス ワイスル (Andreas Weisl) は「AI データセンターや工場は、電化が進み、ますます複雑化しています。これにより電気的障害への脆弱性が高まり、より持続可能で、効率的かつ信頼性の高い電力分配システムへの需要が増しています。インフィニオンの先進的なSiC技術と電力分配分野におけるシーメンスの専門性を組み合わせることで、この需要に応え、電力が重要となる環境で高速かつ安全で信頼性の高い運用を実現します」と述べています。

半導体サーキットブレーカー (ソリッドステート サーキットブレーカー、SSCB、半導体遮断器) は、短絡や過負荷などによる過電流から電気回路を保護する電子デバイスです。機械的部品で電流を遮断し、通常ミリ秒単位で動作する従来の電磁式サーキットブレーカーとは異なり、シーメンス の SENTRON 3QD2 は半導体コンポーネントとスマート保護アルゴリズムを用いて機能します。これにより、従来システムと比べて最大1,000倍高速のマイクロ秒領域での超高速遮断が可能となります。この性能は直流 (DC) グリッドにおいて不可欠であり、保護性能とシステム可用性を大幅に向上させます。これは、停電が発生した場合、わずかな遅延であっても多大なコストを伴う稼働停止やデータ損失、あるいは高額なハードウェアの損傷を引き起こす可能性がある製造業や AI データセンターなどの用途において極めて重要です。

Siemens Smart Infrastructure の Electrical Products CEO である Markus Grabmeier 氏は「私たちの新しい直流ポートフォリオは、エネルギー効率の向上だけでなく、レジリエンスが高く将来を見据えたインフラの構築を可能にする革新的なソリューションを提供します。直流アプリケーションはエネルギー消費を削減し、材料使用量を大幅に削減できます。また、バッテリーを統合することでピーク電力も大きく抑制できます。お客様および社会に具体的な価値をもたらす技術の開発への取り組みを一層強化するとともに、このアプローチにより産業の脱炭素化に大きく貢献しています」と述べています。

本協業は、速度、精度、信頼性が不可欠な電力が重要となるアプリケーションにおける要求の高まりに対応するものです。インフィニオンの 62 mm CoolSiC™ MOSFET モジュール 1200 V を シーメンス の先進的な保護コンセプトに統合することで、両社はよりレジリエントで効率的かつ将来対応型の電力インフラの実現に貢献します。さらにこの共同アプローチにより、直流グリッドや高度に電化された環境の導入が進み、産業およびインフラのオペレーターが高まる性能および信頼性要件に対応できるよう支援します。

 

Siemens SENTRON 3QD2 半導体サーキットブレーカーのデモは、2026年6月9日から11日までドイツ ニュルンベルクで開催される PCIM Europe 2026 のインフィニオン ブース(ホール7、ブース470)で展示されます。

PCIM Europe 2026におけるインフィニオン

PCIM Europeは2026年6月9日から11日までドイツのニュルンベルクで開催されます。インフィニオンはホール7、ブース470において、脱炭素化とデジタル化に向けた製品とソリューションを紹介します。報道関係のお問い合わせはmedia.relations@infineon.comまで、業界アナリストでブリーフィングをご希望の方はMarketResearch.Relations@infineon.comまでメールでご連絡ください。PCIM 2026におけるインフィニオンの見どころに関する情報は、www.infineon.com/pcimをご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

ウエブサイトhttps://www.infineon.com/ Follow us: Facebook - LinkedIn

 

シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。テクノロジーによってすべての人の毎日を変えることを、パーパスとして掲げています。シーメンスは、デジタルと現実世界を結び付けることで、顧客企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)とサステナビリティの変革を加速し、工場の効率化、都市の住みやすさ、輸送のサステナビリティの強化を支援します。産業用AIのリーディングカンパニーであるシーメンスは、その深い専門知識を活用し、生成AIを含むAIを現実世界のアプリケーションに応用することで、多様な産業のお客様にとってAIを身近で影響力のあるものにしています。 またシーメンスは、「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」が企業理念で、世界的な大手医療技術プロバイダーである上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。 2025年9月30日に終了した2025年度において、シーメンス・グループの売上高は789億ユーロ、純利益は104億ユーロでした。 2025年9月30日時点の全世界の社員数は約31万8,000人です。詳しい情報は、 https://www.siemens.com/にてご覧いただけます。

 

 

報道関係のお問い合わせ先

インフィニオン テクノロジーズ

広報渉外グループ 豊田

TEL: 070-8819-0095/E-mail: Yufuko.Toyoda@infineon.com

 

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The Siemens SENTRON 3QD2 uses semiconductor components and smart protection algorithms to protect electrical circuits from damage caused by excessive current flow. © Siemens AG

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Andreas Weisl, Vice President and Chief Sales Officer Industrial & Infrastructure at Infineon

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Markus Grabmeier, CEO Electrical Products at Siemens Smart Infrastructure

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Information Number : infgip202606-107

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Yufuko Toyoda

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