インフィニオンとBMWグループ、Neue Klasseでソフトウェア定義車両の未来を形作る

ビジネス&財務プレス

2026/02/17
  • インフィニオンは、BMWグループのNeue Klasseの革新的アーキテクチャにおいて、セントラル コンピューティング、高速コネクティビティ、高効率の電力管理および電力分配向けコンポーネントで重要な役割を担う
  • セントラル コンピューティングにより処理を高速化し、低遅延を実現。よりスムーズなハンドリング、航続距離の延伸、アップデート性の向上を可能に
  • ゾーン設計により配線を600m削減し、スマートな電力分配によって効率を約20%向上

 

2026年2月16日、ミュンヘン (ドイツ)

 

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、BMWグループのNeue Klasse (ノイエ・クラッセ)のソフトウェア定義車両 (SDV) アーキテクチャの形成において重要な役割を果たしています。ノイエ・クラッセは、電動化、デジタル化、サステナビリティを組み合わせることでモビリティを再定義するプラットフォームです。統合的で柔軟、将来にわたり対応可能なE/Eアーキテクチャを提供することで、ノイエ・クラッセは、より安全で、よりスマートで、より持続可能なモビリティソリューションのための革新的な基盤を築きます。インフィニオンのソリューションは、高性能かつ信頼性の高いコンピューティング、高速データ接続、スマートで高効率な電力管理を実現します。インフィニオンは、2月19日の年次株主総会において、ノイエ・クラッセの最初のモデルであるBMW iX3を披露し、株主に対し、これらの貢献を示す予定です。

 

インフィニオンCEOのヨッヘン ハネベック (Jochen Hanebeck) は「モビリティの未来を形作るためにBMWグループと協力できることを誇りに思います。BMWグループのノイエ・クラッセは、SDVを市場へ導入し、脱炭素化とデジタル化の観点から、モビリティを次のレベルへ引き上げるうえで、重要な一歩です。私たちは、包括的な専門知識と最先端技術により、新たなSDVというビジョンを支援します」と述べています。

 

長期的なアップデート対応力に向けた車両アーキテクチャの変革

ノイエ・クラッセは、車両機能のスケーラビリティとアダプティビティ (ハードウェア変更なしに、OTA/SOTAで車両機能を継続的に更新・拡張できること) を目的に設計された、革新的なE/Eアーキテクチャを採用しています。同アーキテクチャでは、インフィニオンのAURIX™およびTRAVEO™マイクロコントローラー、BRIGHTLANE™ イーサネット コネクティビティ ソリューション、OPTIREG™電源管理IC、そしてSDV向けのPROFET™スマート パワー スイッチおよびeFuseといったインフィニオンのポートフォリオを活用しています。ソフトウェアをハードウェアから分離することで、ハードウェアの変更なしに、無線 (over-the-air) の機能追加やソフトウェア アップデート (SOTA) を可能にし、BMWが変化する消費者ニーズや規制へ迅速に対応することを可能にします。

 

走行体験の新基準「Heart of Joy」

このアーキテクチャの中核には、4つの高性能セントラル コンピューティング ユニット「Superbrains (スーパーブレイン)」があります。そのうちの1つが「Heart of Joy」で、加速、制動、操舵といった走行ダイナミクスを、単一の高速コンピュータで統合制御します。従来システムより高速な処理を可能にし、遅延を最小化することで、ドライバーはよりスムーズなハンドリングと、よりダイナミックで応答性の高い走行体験を得られます。さらに、エネルギー回生の最適化により車両の航続距離を大幅に伸ばします。

 

こうした精密な車両性能を安全に路上で実現するため、同システムの演算基盤はすべてインフィニオンのマイクロコントローラーで構成されており、最新世代のAURIXマイクロコントローラー (TC4D) が中核を担います。高速のBRIGHTLANE イーサネットは、「Heart of Joy」を他のシステムとシームレスに接続し、最適な性能に必要なリアルタイム応答性を確保します。

 

残る3つの「スーパーブレイン」は、自動運転、インフォテインメント、車両基本機能の運用を担います。全4つの「スーパーブレイン」は、3つのゾーン コントロール ユニット (ZCU) により支えられます。これらZCUも制御はすべてインフィニオンのマイクロコントローラーで行われ、データ フローと電力分配の最適化を担います。一方、エンドポイントECUは、トラクション インバーター、電力管理、オンボード チャージングなどの重要アプリケーションを処理します。

 

配線ハーネスの削減とスマートな電力分配による効率向上

車両プラットフォームのゾーン設計は、効率向上と使用材料の削減にも寄与します。BMW iX3の配線ハーネスは、従来世代より複雑さが低減され、総延長で約600 m短くなりました。これにより重量も約30%軽くなります。さらに、インフィニオンのPROFET Wire Guardファミリーに代表されるスマートeFuseが、車両1台あたり最大150個の従来型ヒューズを置き換えることで、BMWグループはE/Eアーキテクチャ全体にわたり、インテリジェントで高効率な電力分配を実装できます。 eFuseはソフトウェア制御の電力管理をサポートし、車両が電力分配を動的に調整可能にします。車両の状態 (例えば、充電、走行、駐車、アップグレード) に応じて不要な電力消費を止めることで、エネルギー効率を約20%向上させます。

 

インフィニオン - SDV進化への強力なパートナー

インフィニオンの半導体は、クリーンで、安全でスマートな車を実現します。重点領域の1つは、SDVの基盤となる中央集約型E/Eアーキテクチャの進展です。インフィニオンは2020年以降、車載半導体の世界的リーダーです。この地位を強化するため、インフィニオンは2025年8月にマーベル・テクノロジーの車載イーサネット事業を買収しました。イーサネットは、自動運転や無線アップデートなどのSDV機能に必要な、高速・低遅延通信を可能にする重要技術です。

 

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

ウエブサイトhttps://www.infineon.com/ Follow us: Facebook - LinkedIn

Press Photos

Infineon components enable fast processing, high-speed connectivity, and efficient power management in BMW Group’s Neue Klasse (© BMW Group)

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Information Number : infatv202602-049

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Yufuko Toyoda

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