クラスター用32ビットTRAVEO™ T2G Arm® Cortex®
TRAVEO™ T2G インストルメント クラスターは、高解像度ディスプレイ、ダイナミックコンテンツなどのマルチディスプレイに適しています。さらに、少ない消費電力やメモリ容量で対応します。
クラスター用32ビットTRAVEO™ T2G Arm® Cortex® サブカテゴリー
TRAVEO™ T2G車載用マイクロコントローラー (MCU) ファミリーは、新しいグラフィックス アーキテクチャを採用することで、車載ディスプレイ システム向けに、一段と堅牢で機能豊富なグラフィックス エンジンを実現しました。本製品ファミリーは、従来のインストルメント クラスター、ハイブリッド インストルメント クラスター、バーチャル インストルメント クラスターを網羅し、広範囲なスケーラビリティを提供します。
マイクロコントローラー内のグラフィックス エンジンをラインベースで動作させるオプションにより、グラフィックス処理に必要なメモリを最小限に抑えることができます。最適化された2.5Dグラフィックス エンジンと、大容量の内蔵フラッシュおよびビデオRAMにより、Traveo™T2GグラフィックMCUは、最大2880 x 1080の高解像度のバーチャル インストルメント クラスターをサポートします。
TRAVEO™ T2G インスツルメント クラスター ファミリーは、シングル プラットフォームのマイコンを使用したソリューションにより、エネルギーを大量に消費するサーモメカニカル設計は不要です。さらに、内蔵VRAMの革新的なオンザフライ (OTF) レンダリングにより、コストを削減できます。
高性能マイコンの本製品ファミリーは、拡張性に優れ、さまざまな構成のARM® Cortex® CPUを搭載しています。
クラスター製品ラインアップ用32ビットTRAVEO™ T2G Arm® Cortex®
HMIツール認定プログラム
インフィニオンのHMIツール認定プログラムは、お客様がTRAVEOTM T2Gグラフィック コントローラーとHMIツールを併せて使用する際に、最高の体験を提供するのを目的としています。インフィニオンのHMIツール認定プログラによって認されたパートナーは、インフィニオンのリファレンスユースケースの実装に関する共同テストと評価を受けます。 詳細はこちら
クラスター アプリケーション向けのTRAVEO™ T2G Arm® Cortex® の概要
インフィニオンの車載インストルメントクラスター向けTRAVEO™ T2G マイクロコントローラーファミリーは、車載インフォテインメントのディスプレイシステム向けに、機能豊富なグラフィックスエンジンを実現する新しいグラフィックス アーキテクチャを備えています。 これらのMCU は、従来のゲージ インストルメント クラスターだけでなく、ハイブリッドおよび仮想インストルメント クラスターをカバーする最も広範なスケーラビリティを提供します。 このイノベーションを後押しするのは、最大320 MHz のクロックで動作する最大2つのArm® Cortex®-M7コアによって強化された、TRAVEO™ T2GクラスターMCU ファミリーです。 この構成により、ASIL-B/SIL-2の安全性能を達成し、新しい業界標準に対応しています。 最大6 MB のフラッシュおよび4 MB VRAM のメモリ容量を備えたマイクロコントローラーには、EVITA Fullに対応したHSM が搭載されており、ハードウェア暗号化アクセラレーターと強化されたArm® Cortex®-M0+ 専用ハードウェア保護メカニズムによってセキュリティを強化します。 パッケージオプションは、汎用性の高い327ピンBGA からコンパクトな216ピンTEQFP まで多岐にわたります。 TRAVEO™ T2G MCU は、CAN-FD、LIN、ギガビットイーサネット、CXPI、JPEG デコーダー、ビデオ入出力、2つのシリアルメモリインターフェース (SPI/xSPI) など、さまざまなペリフェラルを内蔵しており、包括的で堅牢なソリューションを実現します。
TRAVEO™ T2G Arm® Cortex® クラスター グラフィック機能
これらのMCU 内のグラフィックスエンジンは、従来の慣習とは異なり、グラフィックス処理のメモリ消費量を3〜5倍ほど削減します。 この最適化により、消費電力と全体的なコストが大幅に削減されます。 洗練された2.5D グラフィックスエンジンに支えられたTRAVEO™ T2G グラフィックスマイクロコントローラーは、最大1920 x 1080の優れた解像度で、完全に没入型の仮想インストルメントクラスターを簡単にサポートします。 さらに、新しいT2G-C シリーズMCU のエンジニアリングサンプルはすでにデビューしており、LPDDR4インターフェースと複雑な3D シーンを表示する機能を備えています。 これにより、設計者は、ユーザーを魅了し、関与させる最先端のヒューマンマシン インターフェース (HMI) を新たに自由に作成できます。
インフィニオンのHMI ツール認定プログラムは、高度なTRAVEO™ T2G グラフィックスコントローラーとともにHMI ツールを採用する際のユーザーエクスペリエンスを向上させるために細心の注意を払って作成されています。 インフィニオンのHMI ツール認証の基準を満たすパートナーは、インフィニオンのリファレンスユースケースとの統合について、完全な共同テストと評価を受けています。
このコラボレーション手法を通じて、インフィニオンは、HMI ツールが当社のマイクロコントローラーの主要なハードウェア機能とシームレスに連携する信頼できるパートナーのネットワークを確立することを目指しています。 TRAVEO™ T2G グラフィックスコントローラーとこれらの認定HMI ツールを組み合わせることで、お客様は自信を持ってアプリケーションを最適化して最高のパフォーマンスを得ることができます。
オンライントレーニング / eラーニング
- ダイレクトメモリアクセス (DMA) は、CPUを介さずに効率的なデータ転送と管理を行うことのできる重要技術です
- DMAの転送モードを理解し、DMAの基本的な使用例を学びましょう
- プロセッサ間通信 (IPC) の機能について
- プロセッサ間通信 (IPC) の基本的な使用事例を紹介
- MCUコンパニオンを定義し、それらが扱う課題を取り上げて、ユースケースを何例か説明します。
- インフィニオンの車載用マイクロコントローラーの詳細について
- コックピットアーキテクチャの進化を理解する
- ヘッドユニットやコックピットドメインコントローラなどのセントラルモジュールの重要性を理解し、インフィニオンのソリューションとそのコンポーネントについて把握する
- AURIX™ TC3xx およびTRAVEO™ T2GでのEthernetインターフェースの基本動作についてご覧ください
- TSN (Time-Sensitive Networking) 機能が両世代の派生製品でサポートされているかを確認してください
- 今日の自動車に共通するセキュリティ脅威を特定
- OPTIGA™ TPMが自動車システムの高度なセキュリティを実現する方法と、さまざまなホスト環境でのさまざまなユースケースでのアプリケーションを理解
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インフィニオンのTRAVEO™ T2Gマイクロコントローラーの主な特長を説明
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本製品ファミリーを構成するさまざまなバリエーションについて紹介
- インフィニオンには、長きにわたりディスプレイを搭載した自動車用の各種グラフィックアプリケーションをサポートしてきた実績があります
インフィニオンのTRAVEO™ T2Gマイクロコントローラーは、システムオンチップソリューションよりも、車載用ディスプレイのサイズの制約への対応や、コスト削減、性能および帯域幅を向上するよう設計されています
このトレーニングでは、ボディおよびグラフィックアプリケーション向けのTRAVEO™ T2G製品のラインアップ、また、主な特長、安全機能、開発キットについてご紹介し、後半ではTRAVEO™の車載ソフトウェア、ツールパートナー エコシステムについてもご説明します。
TRAVEO™ T2Gプロテクション ユニットは堅牢なセキュリティと保護で、不正アクセスや意図しないアクセスから保護します。
TRAVEO™ T2G フォルト サブシステムでは、マイクロコントローラー システムに発生したフォルトを検出および診断することができます。