インフィニオン、MERUS™ クラスD オーディオアンプ用のマルチチップモジュールMA5332MS を発表 小型、高電力密度、ヒートシンクレスを実現

2022/02/28 | マーケットニュース

2022 年2 月18 日、ミュンヘン(ドイツ)


クラスD オーディオパワーアンプは、小型、低発熱、高集積度、高音質の特長を兼ね備えています。インフィニオテクノロジーズAG(FSE:IFX / OTCQX:IFNY)は、パワーMOSFET 技術のクラス最高レベルの性能を引き出したクラスD アナログ2 チャネル入力オーディオアンプ用のマルチチップモジュール(MCM)、 MERUS™ MA5332MS を発表します。本製品は、モノリシックな競合品に対して、ヒートシンク不要、フットプリント50%削減しつつ、同等出力以上のパワーを提供しアップグレードが可能です。MA5332MS は100-400 W/ch の範囲で、ホームシアターインザボックス、サウンドバー、サブウーファー、ミニコンポを含む コンシューマー製品に最適な製品です。また、アクティブスピーカー、アクティブスタジオモニター、ギターアンプ、アフターマーケットカー、マリンオーディオアンプなどの 業務用オーディオにも適しています。

MA5332MS は、7 x 7 mm 2 のコンパクトな42 ピンQFN パッケージで、デュアルチャネルPWM コントローラ、高電圧ゲートドライバ、4 つの低オン抵抗MOSFET を集積しています。非常に低いオン抵抗のクラスD 出力段(24.4 mΩ、標準)により、ヒートシンクなしで4 Ω 時に2 x 100 W、または8℃/W の小型ヒートシンクを使用して4 Ω 時に2 x 200 W を供給することが可能です。他のシングルチップソリューションと比較して、大幅な小型化を実現しています。MA5332MS は、差動またはシングルエンドの入力と、シングルエンド(2x SE)、ブリッジタイドロード(BTL)、パラレルシングルエンド(PSE)の複数の出力構成を、単一または両電源を使って選択することが可能です。BTL の代わりにSE トポロジーを使用することで、バスコンデンサーや出力ローパスフィルターを削減することができます。

また、MA5332MS は高集積のMCM として、過電流、過熱、低電圧保護、セルフリセット機能などの保護回路が搭載されています。これらの保護回路を内蔵することにより、外付け保護部品を使った保護回路の設計時間を省くことができます。また、ソフトスタート動作を制御する新しい内部ロジックにより、クリックノイズやポップノイズのさらなる低減を実現しています。MA5332MS は、その改善された機能により、BOM コストと熱管理の懸念を低減し、工業デザインのために多くのスペースを提供出来、また、優れた効率と低歪みを実現します。

供給体制について

MERUS クラスD オーディオアンプマルチチップモジュールMA5332MS PG-IQFN-42 パッケージの受注を開始しました。製品の詳細については、 MA5332MS および クラスD オーディオアンプIC に関する記載リンク先をご覧ください。

Information Number

INFPSS202202-056j

Press Photos

  • Coming in a compact 7 x 7 mm² 42-pin QFN package, MERUS™ MA5332MS from Infineon integrates a dual-channel PWM controller, a high-voltage gate driver, and four low RDS(ON) MOSFETs. Thanks to its very low RDS(on) class D output stage (24.4 mΩ typical), it can deliver 2 x 100 W at 4 Ω operating absolutely heatsink-free or 2 x 200 W at 4 Ω with a small 8°C/W heatsink. Compared to other single-chip solutions this is a considerably reduced size.
    Coming in a compact 7 x 7 mm² 42-pin QFN package, MERUS™ MA5332MS from Infineon integrates a dual-channel PWM controller, a high-voltage gate driver, and four low RDS(ON) MOSFETs. Thanks to its very low RDS(on) class D output stage (24.4 mΩ typical), it can deliver 2 x 100 W at 4 Ω operating absolutely heatsink-free or 2 x 200 W at 4 Ω with a small 8°C/W heatsink. Compared to other single-chip solutions this is a considerably reduced size.
    MERUS_Audio_100_V

    JPG | 317 kb | 2126 x 1096 px