インフィニオン、エッジAIソフトウェア ソリューション向けブランドDEEPCRAFT™を発表し、新しいReady Modelをローンチ

ビジネス&財務プレス

20/11/2024
  • DEEPCRAFT™のローンチによりAIポートフォリオを強化
  • この新ブランドはすべてのエッジAIおよび機械学習ソフトウェアソリューションを含む
  • 新しいエッジAI Ready Modelも並行してローンチ

 

2024年10月30日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、エッジAIがますます多くの民生用および産業用アプリケーションに導入されるなか、AIソフトウェアのポートフォリオをさらに強化し、エッジAIおよび機械学習向けの新しいソフトウェアソリューション カテゴリー ブランドであるDEEPCRAFT™を発表しました。インフィニオンは、エッジAI市場の大きな可能性や、顧客にエッジAIを活用するツールを提供することの重要性を認識しています。

 

インフィニオンのコネクテッド セキュア システムズ事業本部プレジデントのトーマス ロステック (Thomas Rosteck) は「エッジAIの用途にはほぼ限界がないように思えます。インフィニオンは、お客様がエッジAIの恩恵を受けるよう支援します。私たちは革新的で信頼性が高く、便利で環境に優しいAIソリューションの開発を推進できることを誇りに思っています。DEEPCRAFT™を確立することによって、当社のエッジAIソフトウェアと最先端のハードウェアのシームレスな連携という利点が得られ、あらゆるニーズに対応するエッジAIソリューションの幅広いポートフォリオをお客様に提供できるようになります」と述べています。

 

DEEPCRAFT™ブランドのポートフォリオには、既存のエッジAIソフトウェア製品であるDEEPCRAFT™ StudioやDEEPCRAFT™ Ready Model (旧称:Imagimob Studio Imagimob Ready Model) で構成され、さらに幅広い新たなエッジAIおよび機械学習ソフトウェアツール、モデル、ソリューションが顧客に提供される予定です。詳細は こちらのページをご参照ください。

 

新しいDEEPCRAFT™ Ready Modelのローンチ

DEEPCRAFT™の発表と並行して、インフィニオン傘下のエッジAI企業であるImagimobが追加的なReady Modelをローンチしました。これらのAIモデルは容易に展開可能であり、すぐに量産実装することができます。5つの新しいModelは、レーダーセンサーを利用したジェスチャーと表面の検出と加速度計を利用した転倒検出もサポートするようになり、産業界の顧客に向けたオーディオ検出機能が拡張されました。

 

この新しいDEEPCRAFT™ Ready Modelは、お客様のニーズに合わせて調整された多くの機能を実現するためのベースとして使用することができます。新しいモデルには以下が含まれます。

 

  • 音の到達方向検出用DEEPCRAFT™ Ready Modelは、他のオーディオ検出モデルと組み合わせて、音がどこから来ているかを判別することができます。例えば、サイレン検出用Ready Modelと組み合わせると、車両は緊急車両がどの方向から来ているかを把握することができます。さらに、その情報を利用してさまざまな安全性強化機能を起動したり、自律運転を可能にしたりできます。
  • 表面検出用DEEPCRAFT™ Ready Modelは、レーダーベースのモデルを利用して表面が芝生かどうかをスマート芝刈り機が判断するように設計され、その性能を新しい高度なレベルに引き上げます。
  • 工場アラーム検出用DEEPCRAFT™ Ready Modelは、工場作業員の安全レベルをさらに高めます。例えば、ノイズキャンセリング ヘッドフォンなどの機器を装着した作業員には聞こえないサイレンや警報が鳴った際に使用して、警告を送ることができます。
  • ジェスチャー検出用DEEPCRAFT™ Ready Modelは、スマートホームやライフスタイル製品を使いやすくします。例えば、5種類の手のジェスチャーを認識するレーダー ベースのモデルは、アイテムのオン/オフ切り替えや、音量の上げ下げを行うことができます。
  • 転倒検出用DEEPCRAFT™ Ready Modelは、加速度計を利用して動きを把握し、転倒を認識します。ウェアラブル装置のバッテリー消費量を最小限に抑えてバッテリー寿命を延ばし、ユーザー、特に高齢者に安全性を提供します。

 

ImagimobのCEO、アンダース ハーデブリング (Anders Hardebring) は「DEEPCRAFT™ Ready Modelの拡張されたポートフォリオによって、お客様はAI機能を製品やサービスに迅速に統合し、また、事業を変革して生活を向上させるスマートで安全かつ持続可能なソリューションの可能性を切り開くことが可能になります」と述べています。

 

2023年5月にインフィニオンの傘下に入ったImagimobはエッジAIおよびTinyMLの最前線でイノベーションを推進し、未来のインテリジェントな製品を実現しています。

 

Imagimobの製品は、画期的な生産性とより迅速な市場投入を実現します。DEEPCRAFT™ Studioは、組み込みデバイス向けのエッジAIアプリケーションを迅速にエンドツーエンドで開発するためのプラットフォームです。すぐに使えるDEEPCRAFT™ Ready Modelsにより、エッジAIを迅速かつ容易に実装することができます。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月~2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

ウェブサイト https://www.infineon.com/ Follow us: X - Facebook - LinkedIn

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Thomas Rosteck

Thomas Rosteck

Thomas Rosteck, President Connected Secure Systems Division at Infineon

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Anders Hardebring

Anders Hardebring

Anders Hardebring, CEO of Imagimob

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Information Number : INFXX202410-015j