インフィニオン、イノサイエンス社に対する特許侵害訴訟で勝訴

ビジネス&財務プレス

04/08/2025

2025年8月1日、ミュンヘン (ドイツ)

 

ドイツのミュンヘン地方裁判所 (Landgericht München I) は本日、インフィニオン テクノロジーズとイノサイエンス社との間における窒化ガリウム (GaN) 技術に関する特許侵害訴訟の第一審判決で、インフィニオンの主張を認める判決を下しました。この訴訟は、インフィニオンが特許を取得しているGaN技術をイノサイエンス社が無断で使用したことが争点となっています。GaNは、再生可能エネルギー システム、データセンター、産業オートメーション、電気自動車 (EV) など、幅広い応用分野で高性能かつエネルギー効率の高い電力システムを実現する上で重要な役割を果たしています。

 

ミュンヘン地方裁判所は、インフィニオンがイノサイエンス社を提訴した特許侵害訴訟において判決を下しました。同裁判所は、イノサイエンス社がドイツで販売しているGaN製品がインフィニオンの特許を侵害していると判断しました。判決として具体的には、イノサイエンス社に対し、ドイツにおける侵害製品の製造、販売、および販売促進活動を禁じました。さらに、イノサイエンス社がインフィニオンに対して損害賠償金を支払うよう命じています。

 

この地方裁判所の判決は、インフィニオンのGaN技術への貢献の価値と、市場における公正な競争を確保するための継続的な取り組みを高く評価したものです。インフィニオンのGaNビジネス ライン責任者兼シニア バイス プレジデントのヨハネス ショイスヴォール (Johannes Schoiswohl) は「この判決は、インフィニオンの知的財産の強さを証明するものであり、知的財産権侵害に対して断固として対応していくという当社の姿勢を改めて明確にしたものです」と述べています。

 

インフィニオンは、GaN特許として約450件という業界で最も広範な知的財産ポートフォリオを保有し、GaN市場における主要な統合デバイスメーカー (IDM) としての地位を強化し続けています。脱炭素化からデジタル化まで、世界が直面する最重要課題に対応するため、イノベーションの促進と半導体技術の進化に引き続き取り組んでいきます。

 

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月~2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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Andre Tauber

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