インフィニオンとレノボ、SDV向け高性能コンピューティング プラットフォームにより次世代の自動運転へ加速

ビジネス&財務プレス

16/12/2025

2025年12月16日、ミュンヘン (ドイツ)

 

パワーシステムおよび車載マイクロコントローラー (MCU) の世界的リーダーであるインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)と、グローバル テクノロジー企業であるレノボは、次世代自動運転の加速に向けた協業を強化します。レノボの主力自動運転ドメイン コントローラー ユニットAD1およびAH1は、インフィニオンのAURIX™ファミリー マイクロコントローラーを活用し、先進運転支援システム (ADAS)、エネルギー効率、車載ネットワークにおける高速データ通信をサポートします。この協業は、ソフトウェア定義車両 (SDV) におけるAI統合を可能とする、インテリジェントで高性能な自動車コンピューティング プラットフォームの実現を目指しています。この共同ソリューションは、OEMがコネクテッドで安全、スマートな車両を開発するためのスケーラブルな基盤を構築し、レベル2 (L2、部分自動運転)、レベル3 (L3、条件付き自動運転)、レベル4 (L4、 高度な自動運転) に至る自動運転レベルをサポートします。

 

インフィニオンの車載マイクロコントローラー ビジネスライン責任者でシニアバイスプレジデントのトーマス ベーム (Thomas Böhm) は「車載マイクロコントローラーの世界トップメーカーとして、インフィニオンのAURIX製品ファミリーは、SDV時代における安全でセキュアなコンピューティングを実現する上で極めて重要な役割を果たします。レノボをはじめとするパートナー企業との緊密な連携により、堅牢で安全性が極めて重要なコンピューティングとスケーラブルなソフトウェア アーキテクチャを融合させ、OEMがSDV戦略を加速し、スマートモビリティを推進することを支援します」と述べています。

 

レノボグループのバイス プレジデント兼レノボ ビークル コンピューティング責任者のTang Xinyue 氏は「インフィニオンとの協業は、レノボグループの『Smarter Technology for All』戦略がインテリジェントな車両分野に深く統合されている重要な証です。インフィニオンの業界を牽引する半導体ソリューションは、レノボのコンピューティング プラットフォームに堅牢かつ信頼性の高い基盤をもたらします。長年にわたる信頼ある協力関係と相乗効果を基盤に、AIと実世界の運転シナリオの統合を深化させ、お客様により信頼性の高い体験をともに創出することに尽力します」と述べています。

 

この共同ソリューションは、開発サイクルの迅速化、柔軟性の向上、信頼性の強化を実現することで、SDVアーキテクチャへの移行を加速するよう構成されています。インフィニオンとレノボは、システム統合、サービス、ソフトウェア、ツールなどの分野におけるエコシステム パートナーシップを強化し、自動車バリュー チェーン全体でより多くのパートナーと緊密に連携していきます。両社は、先進的なハードウェア プラットフォームとインテリジェントなソフトウェア統合を組み合わせ、コネクテッドで自動化され、持続可能なモビリティの新時代を実現するため、今後も協業を拡大していきます。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約57,000人の従業員を擁し (2025年9月末時点)、2025会計年度 (2024年10月~2025年9月) の売上高は約147億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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Infineon and Lenovo accelerate next level of autonomous driving

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