インフィニオン、AIデータセンターおよびサーバー向け12 kW 高電力密度PSUのリファレンス デザインを発表

マーケットニュース

26/09/2025

2025年9月10日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、AIデータセンターおよびサーバー アプリケーション専用に設計された高性能なパワー サプライ ユニット (PSU) の12 kWリファレンス デザインを発表しました。このリファレンス デザインは高い効率と高電力密度をもたらし、シリコン (Si)、炭化ケイ素 (SiC)、窒化ガリウム (GaN) など、関連するすべての半導体材料を利用しています。これは、研究開発エンジニア、ハードウェア設計者、パワー エレクトロニクス システム開発者を対象とするものです。

 

インフィニオンのパワー スイッチ担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるリチャード クンチッチ (Richard Kunčič) は「インフィニオンは、AI向けの電力需要が増加し続ける中、電力を1 Wでも節減する最高の変換効率を備えた電力ソリューションを提供することで貢献しています。この新しい12 kW高密度PSUのリファレンス デザインは、高度な電力変換トポロジーを使用しているため、CoolMOS™、CoolSiC™、CoolGaN™ を活用してPSUがエネルギー効率、信頼性、電力密度の能力を最大限に引き出せるようにします。私たちは、AIへの電力供給の最前線に立っていることを誇りに思っています」と述べています。

 

この設計では、AC/DCおよびDC/DC電力ステージの両方で高度な電力変換トポロジーを利用して高い性能レベルを実現します。フロントエンドのAC/DCコンバーターは、3レベルのフライング キャパシタ インターリーブ力率補正 (PFC) トポロジーにより、磁気部品の体積を削減しながら99.0%を超えるピーク効率を達成します。これは、高いスイッチング性能と優れた熱特性を提供するインフィニオンのCoolSiCテクノロジーによって実現されます。絶縁型DC/DCコンバーターはフルブリッジLLC共振コンバーターを採用し、2つのプレーナー型高周波トランスとインフィニオンのCoolGaNテクノロジーを使用することで、98.5%を超えるピーク効率を実現します。これらのアーキテクチャは、インフィニオンの最新のワイドバンドギャップ テクノロジーと相まって、最大113 W/in³ の電力密度を実現します。

 

この12 kW PSUリファレンス デザインのもう1つの重要な機能は、電源トポロジー全体に統合された双方向エネルギー バッファです。このコンバーターによって、静電容量要件を大幅に削減しながらホールドアップ時間要件を満たすことができます。さらに、このエネルギー バッファはグリッドシェーピング機能も提供するため、システムの信頼性が向上するとともに、過渡事象中にグリッドから引き出す電力の変動と変化率の両方が制限されます。

 

供給状況について

3~12 kW以上のAI電力供給PSUテクノロジーの詳細については、こちらをご覧ください。

 

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月~2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。

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The Infineon 12 kW PSU reference design leverages all relevant semiconductor materials silicon (Si), silicon carbide (SiC) and gallium nitride (GaN).

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