インフィニオン、高性能マイクロコントローラーAURIX™ TC4Dxを発表
2024年11月6日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、最新のAURIX™ TC4xファミリーの最初の製品としてAURIX™ TC4Dxマイクロコントローラー (MCU) を発表しました。AURIX™ TC4Dxは、28 nmテクノロジーを採用して性能の向上と高速接続を実現します。この製品は、性能の強化に加えて、仮想化、人工知能 (AI)、機能安全、サイバーセキュリティ、ネットワーク機能といった最新のトレンドを組み合わせることで、新しいE/Eアーキテクチャと次世代のソフトウェア定義車両 (SDV) への道を開きます。AURIX™ TC4DxのようなMCUは、車両運動制御、先進運転支援システム (ADAS)、シャーシといったさまざまな車載システムの制御と監視に極めて重要です。
インフィニオンのマイクロコントローラー担当シニア バイス プレジデントであるトーマス ベーム (Thomas Boehm) は「インフィニオンの新しいAURIX™ TC4Dxのようなマイクロコントローラーは、ソフトウェア定義車両の中枢となるものであり、車両の性能、安全性、快適性をさらに向上させるために不可欠です。AURIX™ TC4Dxはセキュアな処理性能と効率性に貢献し、お客様は市場投入までの時間短縮と総システムコストの削減という恩恵を受けることができます」と述べています。
AURIX™ TC4Dxは、6つのコアを持つ新しい500 MHz TriCore™ による高度なマルチコア アーキテクチャを採用し、このコアはすべてロック ステップによって最高の機能安全性能を発揮します。また、その並列処理ユニット (PPU) によって、モーター制御、バッテリー管理システム、車両運動制御などの組込みAIベースのユースケースを開発するための革新的なプラットフォームを提供します。強力なソフトウェア エコシステムによってサポートされ、イーサネットとCAN通信を強化するネットワーク アクセラレーターのほか、5 Gbit/sイーサネット、PCIe、10Base-T1S、CAN-XLなどの最新のインターフェースも含んでいます。これによってネットワーク スループットと接続性が向上し、E/Eアーキテクチャを実行するために必要な性能と柔軟性がお客様にもたらされます。機能安全に対するこの製品の総合的なアプローチにより、ISO 26262 ASIL-Dに準拠した最高の機能安全要件を満たしており、ポスト量子暗号のサポートを含むISO/SAE 21434に準拠した最新のサイバーセキュリティ規格にもて適合しています。
供給状況について
AURIX™ TC4Dxは現在サンプル出荷中であり、2025年に量産を開始する予定です。詳細については www.infineon.com/aurixTC4xをご覧ください
インフィニオンについて
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月~2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。
ウェブサイト https://www.infineon.com/ Follow us: X - Facebook - LinkedIn
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INFATV202411-018j
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The AURIX TC4Dx features an advanced multi-core architecture with the new 500MHz TriCore™ with six cores, all with lock-steps for highest functional safety performance.AURIX_TC4X
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