セントラルインバータソリューション

セントラルインバータは接続されたソーラーパネルの複数ストリングの電力を変換します。定格出力は約600kW~3000kWです。セントラルインバータは通常、単段電力変換によるもので、インバータデザインのほとんどはトランス方式であり、絶縁されています。DC-AC段では、可変DCがグリッドに適合するAC電力に変換されます。
この段では、2レベルまたは3レベルNPC1/NPC2/ANPCトポロジが推奨されます。3レベルトポロジはより高い効率レベルをかなえるため、広く使われています。3レベルNPC2トポロジは通常1000V太陽光電力(PV)システムに推奨される選択肢です。最近ではシステムコスト削減とエンドツーエンド効率改善が可能であることから、1500V PVシステムが人気になりつつあります。3レベルNPC1/ANPCトポロジは、より堅牢なインバータデザインを可能とするもので、宇宙線耐性がより高くなっています。スイッチング周波数と冷却要件は、ACフィルタのサイズ、システム体積とコストに影響を与える要因です。低損失、高電流密度を提供するパワーモジュールが望ましいとされています。
1000kWまでのデザイン向けインフィニオン製品
設計者が600kW~1000kWのインバータを並列に接続して最大3000kWのインバータソリューションを作ることはよくあります。600kW~1000kWのインバータデザインにインフィニオンのパワーモジュールを使えば、クラス最高の電力密度と効率的な製造が可能になります。インフィニオンの製品には、EconoDUAL™ 3ファミリ62mmモジュール、PrimePACK™ 3/3+モジュールが含まれます。スイッチにはドライバが必要であり、ドライバは制御する必要があるため、インフィニオンはお客様のインバータデザインを補完する適切なEiceDRIVER™絶縁ゲートドライバとXMC™マイクロコントローラも提供します。
セントラルインバータのシステムデザインにおける課題
メーカーは常にシステムコストと性能レベルの改善に取り組んでいます。その結果、インバータの電力容量が徐々に大きくなっています。このことから、電力会社規模の施設では、トレンドは1500Vの太陽光電力(PV)アレイに向いていることは明かです。
インフィニオンは幅広いパワー半導体ラインアップと、Si(シリコン)、SiC(シリコンカーバイド)、GaN(ガリウムナイトライド)などの最先端技術における専門知識を駆使し、チップ技術とパッケージングをカスタマイズしてお客様のPVインバータに完全なソリューションを提供します。
ソーラー/風力発電から蓄電へ:トレンドとソリューション

ソーラー発電、風力発電、エネルギー貯蔵システムのアプリケーションやパワー半導体要件についてはこちらをご覧ください。インフィニオンが再生可能エネルギーおよび貯蔵市場のトレンドにどのように対応しているかがご理解いただけます(例えばインバータのCoolSiC™ MOSFETへの統合化)。ソーラー発電、風力発電、エネルギー貯蔵システム向けの様々なソリューションの概要を説明しています。
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アプリケーションプレゼンテーション:ソーラーエネルギーの無尽蔵の可能性を開拓する

このプレゼンテーションでは、ソーラーアプリケーションのトポロジ、技術トレンド、要件の概要を説明します。マイクロインバータからセントラル、ストリングインバータまで、それぞれのインバータタイプで何を提供しているのかがわかります。お客様のアプリケーション向けのインフィニオンの提案をご確認下さい。客様向けにカスタマイズしたモジュールは、発注後5か月程度でお手元に届きます。

住宅用から大規模工場用まで、ソーラーインバータがどのように働くのか、より詳しく学びましょう。 インフィニオンがソーラーインバータ技術向けにどのようにパワー半導体を開発しているのか、そしてそれらがどのように市場投入までのコストと時間を削減するのかについても知ることができます。