フレキシブル交流送電システム(FACTS)
概要
制御性および送電能力の拡大
フレキシブル交流送電システム(FACTS)は、電力網における送電能力の限界を解消するための、パワーエレクトロニクスおよび静止型コントローラの総称です。大規模分散型発電およびエネルギー市場の自由化(規制緩和)の2つの要因が重なって、送電事故につながるような、制御されない電力潮流、不安定、線路過負荷が発生しています。しかし、安定送電と負荷低減のために単に新しい送電網を整備することは、長期的に見れば高価になります。フレキシブル交流送電システムは、既存電力網の能力および効率を最大限に高めるために導入されたものです。
設計においてFACTSを採用する主なメリットの通りです。
- 電圧安定化
- 交流送配電網インフラの無効電力補償
- 送配電網内の有効電力潮流の制御による線路過負荷低減
- 送電網の過渡および動的安定性向上
FACTSシステムの例としては、静的電圧補償装置、電圧源コンバータを使ったSTATCOM(静的同期補償装置)、UPFC(統合電力潮流制御装置)があります。
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製品
システム回路図:STATCOM
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システム回路図:SVC
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