エレクトロモビリティに注目:インフィニオン、ドイツ全域の走行ツアー「ID.3 Tour」に協賛

2020/09/28 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2020年9月28日、ミュンヘン(ドイツ)

20,000キロメートルを約640カ所の充電スタンドを経由して65日間で走破 ― インフィニオン(FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)は、フォルクスワーゲンの新型電気自動車モデル「ID.3」でドイツ全域を走行するツアー「ID.3 Tour」に協賛します。同ツアーは本日、オーベルストドルフを出発点として開始し、12月初旬にジュルト島で幕を閉じる予定です。ツアー中、「ID.3」はドイツ国内にあるすべての60kW超の出力容量を持つ急速充電スタンドに立ち寄ります。その中には、インフィニオンのヴァールシュタイン工場とドレスデン工場も含まれます。ドライバーを務めるのは、長距離走行の記録を持つマンハイム出身のレイナー ジトロウ(Rainer Zietlow)と、彼のナビゲーター役となるドミニク ブリュナー(Dominic Brüner)です。

インフィニオンのオートモーティブ ハイパワー バイスプレジデント兼ジェネラルマネジャーを務め、電気自動車向けパワー半導体を扱う事業の責任者のステファン ツィツァーラ(Stephan Zizala)は、次のように述べています。「ドイツでは、エレクトロモビリティの需要が急拡大しています。当社は、自動車産業の本場であるドイツ全域を走破するツアーのパートナーとしてエレクトロモビリティの成功のために先進技術がどれほど重要であるかを示したいと思います。電気自動車のドライブには、今日でもすでに大きな魅力がありますが、インフィニオンは、航続距離の伸長と充電時間のさらなる短縮に貢献してまいります」

ドイツの連邦自動車交通局によると、2020年1月から8月の間に新規に登録された電気自動車やプラグインハイブリッドカーは16万台を超え*、前年同期と比べると150%以上の増加となり、新車の登録率は9%を超えました。

半導体は、航続距離や充電時間、エレクトロモビリティのコストの改善を左右します。特にパワーエレクトロニクスは、バッテリーから出力される直流の電気を電気モーター用に交流に変換します。反対に電気の流れが直流回路に向く時には、回生電力を再びバッテリに貯蔵できるように変換します。半導体の効率が高ければ高いほど、1回の充電で走行できる距離は長くなります。

充電スタンドでは、送電網から供給される電力がバッテリーに貯蔵できるように変換されます。ここでは特に高性能の半導体の働きにより、送電網から流れてくる電気をできる限り多く自動車に供給し、運転手が利用できるようにします。さらに新世代の半導体なら、充電時間を大幅に短縮できます。

インフィニオンは、エレクトロモビリティ向けのパワー半導体におけるマーケットリーダーです。例えば、2019年に世界で最も販売台数の多かった電気自動車やプラグインハイブリッドカー20モデルのうち、15モデルが当社の半導体をドライブトレインに採用しています。2020年から2021年にかけては、35を超えるモデルの生産開始が予定されています。 

インフィニオンの半導体は、フォルクスワーゲンのID.3にも搭載されています。同モデルには、パワー半導体やマイクロコントローラ、ドライバコンポーネントなど、あわせて50以上の半導体が含まれます。パワートレインの要となる半導体には、 HybridPACK™ Driveの製品ファミリーのパワーモジュールが用いられ、バッテリとモータ間の電力変換を担います。このモジュールは、ID.3 Tourの幕開けから1カ月後の中継地点となるインフィニオンのヴァールシュタイン工場で製造されています。その数日後の中継地点となるドレスデン工場では、同モジュール用のチップを製造しています。

さらに、このツアーではベルンブルク/ザーレのSOS子どもの村への訪問が予定されています。ツアーの責任者であるジトロウは、ツアーの広告収入の一部を同施設の居住プロジェクトへの支援に充てたいと考えています。ジトロウ一行は、ツアー中の体験を www.id3-deutschlandtour.comにて随時報告していきます。 

*出典:VDA( https://www.vda.de/de/presse/Pressemeldungen/200909- Deutscher-Elektro-Pkw-Markt-vervierfacht-sich-im-August.html

ID.3 Tour のパートナー

Ads-te Energy GmbH、Alpitronic、CARConnect、E.ON Energie Deutschland、Hankook Reifen、has·to·be gmbh、Hochschule der Medien Stuttgart、インフィニオン テクノロジーズ、インターシティホテル、MOON、シュタイゲンベルガー ホテルズ&リゾーツ、Tank & Rast、ドルトムント工科大学、フォルクスワーゲン、We Charge

インフィニオンについて

インフィニオン について   http://www.infineon.com/jp 
インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体ソリューションの世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2019会計年度(9月決算)の売上高は80億ユーロ、従業員は世界全体で約4万1400人。2020年4月に米国を拠点とするサイプレス セミコンダクタ社を買収し、世界の半導体メーカートップ10となりました。 

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。

詳細は、 www.infineon.comをご覧ください。

本プレスリリースのオンライン版は、 www.infineon.com/pressをご覧ください。

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