インフィニオンとジャンゴ、キャリアグレードのホームゲートウェイ プラットフォーム提供でパートナーシップを締結
新プラットフォームのゲートウェイを導入することにより、サービスプロバイダは収益性の高いサービスを提供可能に
ノイビーベルク(ドイツ)/ サンノゼ(米国カリフォルニア州)
独インフィニオンテクノロジーズとジャンゴ社(Jungo Ltd.)は本日、マルチサービス・レジデンシャルゲートウェイ市場に対し、短 期間に量産化可能でキャリアグレードのリファレンスデザインを提供することを発表しました。このパートナーシップにより、お客様はキャリアグレードのジャンゴの統合ソフトウェア・プ ラットフォームとインフィニオンのチップをベースに、オペレータ向けの完全なソリューションの提供が可能になります。更に、お客様における開発時間を最大で50%削減することで、製 品化までの時間を大幅に短縮します。新しいリファレンス・デザインはADSL2/2+とVDSLのソリューション向けに開発されています。
「レジデンシャル・ゲートウェイ向けの組み込みソフトウェアで市場をリードするジャンゴ社とのパートナーシップにより、私たちのお客様はチップの性能を最大限に引き出し、よ り短期間で製品を市場へ投入出来ます。更に、このパートナーシップにより、レジデンシャル・ゲートウェイ市場におけるインフィニオンのソリューションはより完全なものとなり、弊社の事業が強化されます」と インフィニオンテクノロジーズのクリスチャン・ヴォルフ(コミュニケーションソリューションズ事業本部シニアバイスプレジデント兼アクセス事業ユニットジェネラルマネージャ)は述べています。
「ジャンゴの『デジタルホーム』というビジョンは、オペレータが付加価値のある様々な管理型サービスを家庭向けに提供することです。使いやすい管理型サービスの提供により、プ ロバイダは顧客関係の維持や改善をはかり、加入者収入を最大化することができます。ジャンゴとインフィニオンは、このビジョンの実現に向け協力していきます」とジャンゴのCEO、オファー・ビ レンスキー氏は述べました。
インフィニオンは、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セキュリティという三つ事業分野に注力しており、既存事業の強化を図り、この分野での成長を目指します。今 回のパートナーシップはインフィニオンのCPE(加入者宅内機器)事業、及びコミュニケーション分野における成長に寄与することが見込まれます。
提供されるプラットフォームについて
ゲートウェイのデザインは、高性能で次世代のマルチサービスに対応したキャリアグレードのCPEを開発するお客様をターゲットとしています。サービスプロバイダは、こ の新しいプラットフォームを使ったゲートウェイの導入により、新たな収入源となるIPTV、ビデオ監視システム、ビデオ・オン・デマンド(VoD)などのサービスの提供が可能となり、収 益力を強化することができます。
リファレンスデザインには、ADSL2/2+(インフィニオンのIAD向けチップ「Danube」を搭載)とVDSL(インフィニオンのネットワークプロセッサ「TwinPass-VE」と VDSL2トランシーバ「Vinax-CPE」を搭載)があり、いずれも、IPTV、家庭内メディア配信、WLAN、ファイアウォール、VoIP、リモート・ファイルアクセス、ペアレンタルコントロールなどの、広 く利用されているサービスや機能を提供します。さまざまな機能を用意することにより、トリプルプレイ、DSL、統合アクセス・デバイス(IAD)、ワイヤレス・アクセスポイント、音 声ゲートウェイやPBXゲートウェイ、VPNルータ、ホームストレージ・ルータなどといった、それぞれのマーケットに特有の機能を、短期間に実現できる柔軟性を開発者へ提供します。
ジャンゴ社のOpenRG™について
ジャンゴ社のレジデンシャル・ゲートウェイ用「OpenRG™」ソフトウェアは、デジタルホームで使用されるネットワーク向けのソフトウェア技術の完全なセットです。様 々な機能がモジュールとして提供され、開発者は必要なモジュールを使用して製品化できます。オペレータのサポート費用と付加価値サービスの市場導入までの時間は最小限に抑え、日 々進化を続けるデジタルホーム向けに画期的で、使いやすく、管理が容易な高付加価値サービスの提供を可能にします。OpenRGは、一般的なホームネットワークとアクセスネットワークをサポートし、QoS、V oIP、ファイアウォール、リモート管理と言った様々な付加価値サービスの実現に必要な機能を備えています。ジャンゴのソフトウェアをベースにしたゲートウェイは、すでに世界各地で数百万台の実績があります。ジ ャンゴのソフトウェアにより、オペレータはARPU(加入者あたり月間収入)の増加に寄与する新たな付加価値サービスを迅速かつ容易に導入することができます。
ジャンゴについて
ジャンゴ社(Jungo Ltd.)はNDSグループの企業として、家庭用ブロードバンド向けに高付加価値なサービスを実現するためのソリューションを提供しています。主 力製品はOpenRGTM(レジデンシャル・ゲートウェイ向けソフトウェア・プラットフォーム)とOpenSMBTM(中小企業向けゲートウェイのソフトウェア・プラットフォーム)であり、オ ペレータがデジタルホーム向けに収益性の高い管理型ブロードバンド・サービスを提供することが可能となります。
また、ジャンゴはUSBやPCIに対応する各種ソフトウェア・ソリューションを提供します。それらには、複数のオペレーティングシステム上で動作するデバイスドライバの開発を行える、開 発ツールキットWinDriverTMや、標準的なUSB OTG/ホスト/デバイスに対応した高品質の組み込み用USBソフトウェア・プロトコルスタックUSBwareTMなどが含まれています。
ジャンゴ社およびその製品の詳細は、 www.jungo.comをご覧ください。
NDSについて
NDSグループ(NASDAQ: NNDS)はニュース・コーポレーション(News Corporation)が株式の過半数を持つ企業で、有料テレビのオペレーターやコンテンツ・プ ロバイダ向けに、エンド・ツー・エンドのデジタル技術とサービスを提供しています。詳しくは、 www.nds.comをご覧ください。
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将来予測に関する記述(forward-looking statements)についての注意
本文書には、1995年私募証券訴訟改革法が規定する「将来予測に関する記述(forward-looking statements)」が含まれている可能性があります。こうした記述は、将 来の出来事や業績に関して本文書作成時点における同社の見解や仮定を反映したものです。実際の業績は、世界的な経済状況、事業環境、競争市場、規制などに関する変化の影響により、予 想と大きく異なる可能性があります。これらをはじめ、将来の業績に影響を及ぼす可能性のある要因の詳細は、当社が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類及び報告書に記載されています。本文書に含まれる「 将来予測に関する記述(forward-looking statements)」は本文書作成時点におけるものであり、法律において定められている場合を除き、将来的な出来事や環境などの結果に関わらず、こ うした将来の予測に関する記述の一切に対して更新または訂正する意図を持たず、またそのような義務を負わないものとします。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コニュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ(キマンダの売上高38億ユーロを含む)、 従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFCOM200710.004