TO-220-3に収められたTRENCHSTOP™ 5 S5

650V TRENCHSTOP™ 5は、トップレベルの薄型ウエハテクノロジーであると評価されています。このたび、TO-220-3という小さなフットプリントのパッケージでも提供され、小型かつさらに高い電力の設計が可能になりました。小型パッケージで大電流密度というだけでなく、TRENCHSTOP™ 5は低損失により、ジャンクション温度が低くなり、その結果冷却の簡素化、故障率の低下、製品寿命の延長につながります。

TO-220に収められた新しい650V TRENCHSTOP™ 5 S5は、小型パッケージで大電流密度を必要とするさまざまなアプリケーションで使用できます。

アプリケーションの一例として、業務用コード式パワーツールのモータドライブインバータがあります。従来のモータドライブインバータで使われていたB6トポロジのようなパワースイッチでは、短絡時に3～5マイクロ秒耐える能力が必要とされていました。しかし、今では、スイッチ損失を最低限に抑えようとする多くのモータドライブメーカーは、最適化された保護回路を備えて短絡発生の可能性を最小化できる設計において、きわめて低損失のIGBT、たとえばTRENCHSTOP™ 5の利用を検討しています。この場合のお客様のメリットとしては、きわめて低損失のパワースイッチによる故障率の低下、冷却条件の緩和があり、これは、最終製品のサイズおよび重量に影響を与えます