インフィニオンテクノロジーズが地上波TV用3バンド・チューナICを発表

2001/08/16 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは本日、地上波アナログTV、地上波デジタルTV、デジタルCATV、ア ナログCATVなど世界中のTV放送標準に包括的に対応した、業界初のワンチップ 3バンド・チューナIC「TAIFUN」(型名:TUA6034)を発表しました。この高集積ソリューションにより、チ ューナに用いるICの数を減らし、高周波フロントエンドの設計を簡略化できます。「TUA6034」の導入により、セットトップボックス、総合デジタルTV、PCカード受信機、ケーブルモデム、ケ ーブルチューナなどに向けたインフィニオンの先進マルチメディア・ポートフォリオはさらに拡充しました。

「TUA6034」はシングル・コンバージョン方式(1チップ構成)を採用しています。従来のアップダウン・コンバージョン方式(2チップ構成)に比べ、多くの長所があります。材料費(BOM)の 低減、低い消費電力(0.5W以下)、広い適合性(アナログとデジタル、地上波とケーブル)などが挙げられます。

インフィニオンテクノロジーズのトーマス・ポラコウスキー(ディスクリート部門担当副社長兼ゼネラルマネージャー)は、「このソリューションは、技 術的に実証済みのインターフェイスを備えた最先端のチップを、最小のコストで入手したいという受信機メーカの要求に応えるものです。新しいチップの導入により、当社は、チューナIC「TUA6034」、ミ キサIC「TDA6190」、復調器IC「SQC6100」から成る完全なDVB-T(欧州の地上波デジタル・ビデオ放送)フロントエンド・ソリューションを提供することになります」と、述べました。

「TUA6034」は、2種類のパッケージを用意しています。P-TSSOP-38と、スペースに制約のある携帯受信機向けのP-VQFN-40です。「TUA6034」は、高 性能で位相ノイズが低く、システム全体のノイズレベルを大幅に改善します。優れたビット・エラー・レート(BER)性能を有するので、地上波デジタルTV放送を鮮明に受信できます。適応範囲も極めて広く、D VB-T(欧州の地上波デジタル・ビデオ放送)、ISDB-T(日本の地上波総合デジタルTV放送)、ATSC(米国の次世代TVシステム委員会)、DVB-C(欧州のケーブル・デジタル・ビデオ放送)、D OCSIS(米国のデータ・オーバ・ケーブル・サービス・インターフェイス仕様)、さらにアナログTVのPAL(欧州、中国)およびNTSC(日本、米国)規格など、あ らゆるTVアプリケーションに用いることができます。また、「TUA6034」は単一製品で多様なTV標準をカバーするので、セットメーカの購買プロセスも合理化されます。

「TUA6034」は、最初のサンプル(セラミックTSSOP-38パッケージ)を供給可能です。P-TSSOP-38の評価用サンプルは2001年9月に出荷開始、量 産開始は2002年第1四半期の予定です。評価ボードとチューナ参照デザインをそれぞれ、今年の9月と10月に出荷します。P-VQFN-40パッケージ封入の「TUA6034」は来年出荷の予定です。

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INFWS200108.109e

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  • Infineon Introduces Industry?s First Single-Chip Triple-Band Tuner IC for Global Digital Terrestrial Broadcasting Standards
    Infineon Introduces Industry?s First Single-Chip Triple-Band Tuner IC for Global Digital Terrestrial Broadcasting Standards
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