インフィニオンテクノロジーズが第2世代の並列光リンク・モジュールを発表

2001/10/01 | テクノロジー メディア

通信用ICと光コンポーネントのリーディングサプライヤである独インフィニオンテクノロジーズは、本日、12チャネル並列光リンク・モジュール「PAROLI」シリーズの第2世代製品「PAROLI-2」を 発表しました。第2世代製品には、BGA(ボール・グリッド・アレイ)コネクタが採用され、モジュールをプリント回路基板(PCB)へ簡単に差し込むことができます。その結果、完 全自動化されたPCB製造ラインで生産速度を向上させ、その後に光モジュールを取り付けることが可能となります。

インフィニオンテクノロジーズのヘルムート・フォグラー(光通信事業ユニット担当副社長)は、「PAROLI-2の場合には、温度に敏感な光モジュールを装着する前に、生 産中のボードの動作を試験することが可能になります。自社のVCSEL(面発光レーザ)工場で磨かれてきたインフィニオンの光モジュール生産技術と、第2世代モジュールの特長を合わせて利用することにより、客 先では、時間の短縮と歩留りの向上をはかることができます。第1世代PAROLIのライセンスパートナーであるモレックス社は、第2世代のPAROLI-2でも引き続きインフィニオンと協力し、セ カンドソースを提供します」と、語りました。

エレクトロニキャストが最近まとめた報告「Internal Optical Interconnect, Subsystems and Components」(2001年4月発行)によると、光 インターコネクト部品の市場は着実な成長を示しており、市場規模は2000年の8,170万ドルから2005年までに8億9,600万ドルに拡大する見通しです。

「PAROLI-2」について

「PAROLI-2」は、通信装置内部のボード相互間のデータ転送や、交換局内部の異なるネットワークシステム相互間のデータ転送で、30Gbpsを超えるデータ転送速度を実現します。トランスミッタ( 送信器)には、波長850nmのVCSEL (面発光レーザ)が使用されています。このアレイは、ファイバリボンによって、レシーバ(受信器)のディテクタアレイへ光学的に接続されます。個 々のモジュールと外部電気回路の接続に使われるのは、下面にBGAパターンを備えた小型ソケットです。「PAROLI-2」のトランスミッタおよびレシーバモジュールは、マルチモードのリボン・ファイバ・ケ ーブルを介して速度12×2.7Gbpsのデータ転送を実現します。ファイバの接続には、MPO (マルチファイバ・プッシュオン・プラグ)コネクタ技術を使用しています。MPOコネクタは、簡 単で迅速な組立が行えるプッシュプル・キード・コネクタ・ハウジングを備え、最大12本のファイバの高信頼で高性能な相互接続を、最小の実装面積で実現します。「PAROLI-2」は、総 合帯域幅30Gbpsを提供し、送受信ペアあたりの消費電力2W以下で動作します。高速データリンク、非常に短距離のOC-192光リンク、ボード・ツー・ボードおよびシェルフ・ツー・シ ェルフの高速インターコネクトなどで使用することができます。

「PAROLI」ファミリについて

「PAROLI-2」は、「PAROLI」製品ファミリの一部です。このファミリには、光ファイバケーブルを使った並列データ伝送のための非同期ACトランシーバモジュール系列が含まれています。「 PAROLI」モジュールは、12チャネルリボンケーブルと12チャネルシンプレックスMTコネクタを使用し、電源電圧3.3Vで動作します。トランスミッタは波長850nmで、レ シーバは波長840nmのPINダイオードアレイで動作し、最大伝送距離は300mです。

「PAROLI-2」の評価用サンプルは2001年末に出荷開始の予定です。量産出荷は2002年上半期に開始の予定で、送受信ペアあたりの価格は800米ドル以下になる予定です。

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INFCOM200110.118e