RFモジュール(LMM)
概要
インフィニオンのLMM(ローノイズアンプ - マルチプレクサモジュール)は、サイズと価格において効率の良いソリューションであり、スマートフォンのような3G/4G携帯機器の受信性能向上を実現します。内蔵RFスイッチによって複数の周波数帯から一つを選択し、内蔵LNA(ローノイズアンプ)で増幅します。このように機器の感度を向上させることで、アンテナでの信号強度が弱い場合でも高いデータレートや良好な接続性を実現し、あるいは長い信号線によるロスを補償することができます。これは、LNAがなければ実現できませんが、LMMであれば複数のLNAを実装するよりも安価で小型になります。モジュール全体は、標準規格のMIPI RFFE(Mobile Industry Processor Interface for RF Front-End)インターフェイス1個により制御されています。
インフィニオンの高性能SiGe(シリコンゲルマニウム)LNAテクノロジーと、大量生産に適した自社開発のRFスイッチバルクCMOSテクノロジーの組み合わせにより、低消費電力できわめて良好な雑音指数(NF)および直線性が得られます。
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