AIへの電力供給 - 環境配慮型データセンター

AIはデータ集約型であるため、データセンターの容量や エネルギー要件にさらなる要求が生じ、ITネットワーク、冷却システム、冗長性/信頼性機器への電力供給に、さらなる電力が必要となります。世界の最終電力需要に占めるデータセンターの割合は、2023年には2%。現在のAIブームが予測通りに続けば、AIはオランダと同規模の国と同じ程度の電力が、毎年消費されることになります。

インフィニオンは、パワー半導体のリーダーとして、AIデータセンターのエネルギー バランス (データセンターに入るグリッドからコアであるAIプロセッサーまで) を改善し、CO2排出量の最小化、効率的な運用、データセンターの運用コスト削減を可能にする最新技術を提供しています。最も効率的なパワー半導体を使用することで、全世界のデータセンターで年間48.3 TWhのエネルギーを節約できる可能性があります。インフィニオンのAIデータセンター向けのポートフォリオは、全電源経路において、最先端の電源管理ソリューションと組み合わされた高電圧スイッチモード電源を提供します。これにより、ACメインラインからプロセッサーのコア電圧まで、完全なシステム ソリューションが実現されます。

最新の、さらに効率的なデータセンター向けの技術:

  • データセンターの冷却 -高い堅牢性と信頼性:
    データセンターで最も電力を消費するのは、強力なサーバーと冷却システムです。サーバーは連続稼働中に非常に高温になるため、冷却の必要があります。この冷却には、24時間エネルギーを使用しなければなりません。同時に、部品の故障によるダウンタイムや再作業のコストもきわめて高くなります。データセンターで消費されるエネルギーの約50%は、冷却とバックアップ電源に使われています。ここでは、炭化ケイ素 (SiC) や窒化ガリウム (GaN) のような新しいワイドバンドギャップ技術だけでなく、既存の半導体も重要な役割を果たしています。こうした技術により、電力効率の向上、小型化、軽量化、低コスト化が可能になります。
  • システム アーキテクチャの改善:
    効率的なコンポーネントに加え、 システム アーキテクチャの変更により、データセンター内の電力損失を大幅に削減できます。AIトポロジーの横方向の電力供給と比較して、1ミリメートルごとに、総所有コストを最大12%削減できるという大きな違いがあります。これは電力損失の削減だけでなく、電力密度の向上にもつながり、コンピューティング能力のさらなる向上を実現します。
  • 優れた効率を実現する新素材:
    窒化ガリウム (GaN) は、冷却の手間を軽減するなど、効率と電力密度の向上に役立つ半導体技術の最新材料の1つです。GaN半導体は、高い導電性とスイッチング効率を備え、サーバーやデータセンターのエネルギー消費の削減とエネルギー効率を向上させます。この種の材料は、より高い電力密度、より高い効率、より低い複雑性への道を開き、ゲームチェンジャーとなる可能性があります。

AIへの電力供給を支える要素:

データセンターおよびコンピューティングシステム向けのエネルギー効率に優れたクラス最高の電源、セキュリティ、メモリソリューション

データセンターの性能とTCOのベンチマークを実現する高密度パワーモジュール

データセンターのエネルギー効率と電力密度を向上させる、最新データセンターの中心を担う高性能パワー半導体