OPTIREG™ |Mid-Range+ SBCファミリー
インフィニオンのMid-Range+システムベーシスチップ (SBC) は、電源に CAN FDおよび2つのLINトランシーバーを組み合わせた製品です。
Mid-Range+ SBCは、高レベルに統合され、高性能で十分な拡張性を提供します。出力電圧が5Vまたは3.3VのLDOを最大3個、CAN (パーシャル・ネットワークおよびフレキシブル・データレートを含む)を1個、最新の車載規格およびOEM要件に準拠した最大2個のLINトランシーバー。
- 5 V/3.3 V LDO(250 mA)
- 5 V リニア電圧電源(100mA)
- 5 V/3.3 V/1.8 V電源 (外付けPNP トランジスタが必要)
- 最大 5 Mbps の CAN FD
- CAN Partial Networking Tolerant ( -3 つき製品の場合)
- 最大2つのLINトランシーバー
- 診断および監視機能
- サポートしている機能
- 低電力フェイルセーフ動作モード
- ウェイクアップ機能
- SBCファミリー内でのソフトウェア互換性
Mid-Range+ SBCとしての機能統合、高性能そして高拡張性
これらのデバイスは、低電圧検出、リセット付きウィンドウ・ウォッチドッグ、フェイルセーフ動作モード、フェイルセーフ出力などのECU機能安全コンセプトをサポートする診断および監視機能を備えています。また、外部負荷を駆動するための4つのハイサイドスイッチ、ウェイク入力、入力電圧監視や負荷を動作させるための汎用入出力 (GPIO) も利用できます。ミッドレンジSBCは、バッテリーに直に接続されているアプリケーションをサポートするために低電力モードをサポートしています。すべての製品は、エクスポーズド・パッド PG-VQFN-48 (7 mm x 7 mm) パワーパッケージです (AOI 自動光学検査をサポート)。この製品ファミリーはピン互換およびソフトウェア互換で、車載アプリケーションの厳しい条件に耐えるように設計されています。
基板スペースと省エネを含む複数の利点
省スペース: 7 x 7 mm²のフットプリントで8つの製品を1つのVQFNパッケージに統合することにより、PCBのスペースを最大80%削減できます。
省エネ: ストップおよびスリープ モードを含む高度な省電力モードにより非常に低い暗電流モードを実現でき、エネルギー管理をサポートします。
高いシステム信頼性: 広範な診断と保護により、リンプホーム機能を含む広範な診断と保護機能が組み込まれています。
コストの削減:外付け部品点数の削減BOMコスト、実装工程における部品の配置と取り扱い、PCBのサイズ、購入、および開発の節約。
複数の柔軟な設計: 互換性のあるハードウェアとソフトウェアにより、設計コストと設計工数を削減でき、さまざまなアプリケーションで使用できます。
ソフトウェアとハードウェアの優れた互換性
ファミリー全体としてピン互換かつソフトウェア互換です。Mid-Range+ SBCはLINトランシーバーの数においてスケーラビリティがあり、3 V電源や CANパーシャルネットワーキングも選択可能です。また、ソフトウェア互換性の対象はLite、DC-DC、およびMulti-CAN Power+ SBCファミリー (TLE94x1およびTLE927x) です。
省スペース: フットプリント7mm x 7mmのVQFNパッケージ単体に8個のチップを集積したことにより、PCBの80%の省スペース化を実現
省エネルギー: ストップ/スリープモードを含むインテリジェント低消費電力モードときわめて低い暗電流モードを可能にするエネルギー管理に対応
高いシステム信頼性: リンプホーム機能を含む広範な診断および保護機能搭載
コスト削減: 外付け部品の最小必要数を低減。部品コスト、部品実装と取り扱い、購入、開発にかかわるコスト、PCBサイズを削減
複数のフレキシブルなデザイン: 互換ハードウェア/ソフトウェアにより設計コストと労力を削減、さまざまなアプリケーションでの利用が可能
ファミリーは全てピン互換性とソフトウェア互換性があります。Mid-Range+SBCは、LINトランシーバ数の拡張性と共に、柔軟な3.3V電源やCANパーシャルネットワーキングオプションを持っています。また、Lite、DC-DC、Multi-CAN Power+SBCファミリー(TLE94x1、TLE927x)とのソフトウェア互換性もあります。
- 低ドロップ電圧レギュレータ(5Vまたは3.3V、最大250 mA)搭載
- 基板外部使用向け保護付き低ドロップ電圧レギュレータ(5V、最大100mA)搭載
- 外付けのPNPトランジスタを持つ電圧レギュレータ(5V、3.3V、1.8V)は基板外部の使用や負荷の共用向けに保護機能付き
- CANトランシーバはISO11898-2:2016規格に準拠し、最大5Mbit/sのFD通信に対応
- CANパーシャルネットワーキングFDトレラントモード
- LIN2.2/J2602に準拠した、2個のLINトランシーバ
- Typ.7Ωの4個のハイサイドスイッチ、2個のハイボルテージGPIO、3個のハイボルテージウェイクアップ入力
- ウォッチドッグ、サイクリックセンシング、割り込み出力、リセット出力
- 統合フェイルセーフ機能:フェイルセーフ出力3個、ウォッチドッグモード、フェイルセーフ動作モード
- 電圧、電流、温度の保護機能と監視機能
- 部品点数が少なく、PCBフットプリントが小さいため、にシステムコストのが低減が可能
- 基板内/外の電源用低ドロップ電圧レギュレータ
- 幅広い入力電圧および温度範囲
- 搭載LINトランシーバ数を選択できる拡張性
- きわめて低い暗電流モード
- AOI対応のきわめて小さいパッケージ
- ファミリー全体でピン互換性とソフトウェア互換性有り