インフィニオン、車載半導体のリーダーとしての地位を強化

2025年4月7日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY） は、車載半導体の世界および地域の市場で、市場のリーダーとしての地位を強化しました。特にマイクロコントローラーでの非常に強い位置づけが貢献しています。TechInsightsの最新の市場調査 [1]によると、インフィニオンの2024年の車載半導体の世界市場におけるシェアは13.5%でした。欧州での市場シェアは14.1%となり、2023年の2位から首位に浮上しました。北米でも存在感を高め、10.4%で2023年の3位から2位に順位を上げました。マイクロコントローラーの世界市場シェアは、2位の競合を2.7ポイント引き離し、32.0%に増加しました。

さらに、インフィニオンは、車載半導体の最大の市場である中国でも13.9％、韓国でも17.7％のシェアで首位を維持しました。日本では、13.2％で2位を堅持しています。全体では、2024年の世界の車載半導体市場は684億米ドルで、2023年の692億米ドルから1.2%の微減でした。

インフィニオンのエグゼクティブ バイス プレジデント兼オートモーティブ チーフ セールス オフィサーのピーター シェイファー (Peter Schaeffer) は「インフィニオンは、5年連続で車載半導体市場で首位となり、世界中で同じように成功を収めています。今回、世界のすべてのリージョンで車載半導体の上位2社に入ったのはインフィニオン史上、初めてのことです。この世界規模の成功は、インフィニオンの強力な製品ポートフォリオと卓越したカスタマー サポート、そして顧客からの地域固有のニーズに合わせてそれらをカスタマイズする取り組みの成果です」と述べています。

インフィニオンの半導体は、自動車のデジタル化と脱炭素化を推進し、クリーンで安全かつスマートな自動車を実現するために不可欠です。これらの半導体は、運転支援や安全システム、パワートレインやバッテリー管理、快適性やインフォテインメント機能など、すべての主要な自動車アプリケーションに対応しています。特に重点を置いているのは、ソフトウェア定義車両 (SDV) の基礎として、E/Eアーキテクチャの進化を、より集約化されたゾーン設計に向けてサポートすることです。そのためには、最先端のコネクティビティとデータ セキュリティ、スマートな配電、リアルタイム コンピューティング パワーが必要です。

TechInsightsのオートモーティブ エンド マーケット リサーチ担当エグゼクティブ ディレクターのAsif Anwar氏は「『TechInsights車載半導体ベンダー シェア ランキング』でインフィニオンは5回連続で首位を獲得しており、これにはマイクロコントローラーが大きく貢献しています。先進運転支援システム (ADAS) 用半導体、特にSoCとメモリは、最も好調な製品カテゴリーの一つでした。インフィニオンは、ADASシステムやその他多くのアプリケーションに使用されるマイクロコントローラーで、極めて優れた成果を残しました。前年比8.2%減となった車載マイクロコントローラー市場において、3.6ポイント増の32.0%のシェアとなり、インフィニオンは好調を維持しました」と述べています。

[1] TechInsights, "2024 Automotive Semiconductor Vendor Market Share", March 2025.

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,060人の従業員を擁し (2024年9月末時点)、2024会計年度 (2023年10月～2024年9月) の売上高は約150億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード：IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード：IFNNY) に上場しています。ウエブサイト https://www.infineon.com/ 　Follow us: X - Facebook - LinkedIn