インフィニオンとpmdtechnologies社、Magic Leap 2向けに3D深度センシング技術を開発 - 最先端の産業および医療アプリケーションを実現

2022/06/06 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2022年5月30日、ミュンヘン (ドイツ)

拡張現実 (AR) アプリケーションは、私たちの生活や仕事の仕方を根本的に変えようとしています。ARのパイオニアであるMagic Leap社は、今年後半に最新のARデバイスであるMagic Leap 2を導入する予定です。Magic Leap 2は、エンタープライズ用に特化して設計された市場で最高水準の没入感を実現するエンタープライズARヘッドセットです。業界をリードする光学系とパワフルなコンピューティングを人間工学に基づいたデザインで実現しており、オペレーターの作業の効率化、企業の複雑なプロセスの最適化、そして、スタッフ同士のシームレスなコラボレーションを可能にします。Magic Leap 2は、インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) とpmdtechnologies社 (以下、pmd社) が共同開発した3D indirect-Time of Flight (iToF) 深度センシング テクノロジーが採用されているのが特徴のひとつです。

 Magic Leap 2は、REAL3™ 3Dイメージ センサーの可能性を実証しています。新しく改良されたIRS2877C ToFイメージャーは、ユーザーの周囲の物理的環境をキャプチャーし、デバイスがそれを理解し、最終的に相互作用するのを支援します。VGA解像度の3D イメージャーにより、多くの異なる物体を詳細に検出することができます。 

インフィニオンとpmd社が開発したTime-of-Flight技術(ToF)は、環境の正確な3Dマッピングと、顔、手の詳細、または物体の3D画像をリアルタイムで作成します。この技術により、Magic Leap 2で正確な環境インタラクションが実現します。さらに、このセンサーにより、Magic Leap 2でのジェスチャーコントロール性能が向上しています。インフィニオンとpmd社は、消費電力を最小限に抑えるために3Dセンサーを最適化し、熱を抑えてMagic Leap 2のバッテリー寿命を延ばしました。

Magic Leap社のCTOであるジュリー グリーン (Julie Green) は「環境を正確にリアルタイムで感知することは、ARアプリケーションにとって重要なことです。Magic Leap 2は、より没入感のあるユーザー体験を提供します。これらの優れた機能により、物理的な世界とデジタルな世界をさらにシームレスにつなげることができるようになります」と述べています。

インフィニオンのパワー&センサーシステムズ事業部プレジデント兼CMOであるアンドレアス ウルシッツ (Andreas Urschitz) は「私たちは、精密さと信頼性が命を左右するプロフェッショナルな現場に3Dイメージャー技術を導入しました。最新の3D ToF技術によって、ヘルスケアや産業向けの新しいARやMR (複合現実) のアプリケーションが実現され、私たちの生活や仕事のあり方を根本的に変えようとしています」と述べています。

pmd社のCEOであるベルント ブクスバウム (Bernd Buxbaum) は「当社の技術は、Magic Leap 2が物理環境におけるオブジェクトの位置をミリ単位で正確に検出することを支援します。仮想オブジェクトを現実の世界に配置することができ、ユーザーが部屋を歩き回るときに、他の現実のオブジェクトが目の前に現れても、その位置を維持することができます。また、他の深度センシング ソリューションがすぐに限界に達してしまうような、強い日差しや完全な暗闇の中でも確実に動作します」と述べています。

 こうした技術的進歩を活用した産業・医療環境へのARの適用はますます進むと考えられます。例えば、独ミュンヘンに本社を置くデジタル医療技術企業のBrainlab社は、同社の患者別AI駆動型解剖学的セグメンテーション可視化ソフトウェアとMagic Leapの空間コンピューティングを組み合わせ、外科医に患者の解剖学的構造の理解を深めることに成功しています。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2021会計年度(9月決算) の売上高は約111億ユーロ、従業員は世界全体で約50,280人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場 (銘柄コード: IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード: IFNNY) に株式上場しています。

pmdtechnologies 社について

3D ToF CMOSベースのデジタルイメージング技術の世界的リーディングカンパニーです。ドイツのジーゲンに本社を置き、米国、中国、韓国に子会社があります。2002年に設立された同社は、ToFを利用したアプリケーション、PMD測定原理とその実現に関する450以上の世界的な特許を保有しています。pmd社の3Dセンサー システムおよびソフトウェアは、産業オートメーション、自動車、そして拡張現実、スマートフォン、ドローン、清掃ロボットなどの幅広い民生用アプリケーションに対応しています。

詳細については、 https://pmdtec.com/en/ をご参照ください。

インフィニオンについて

Infineon Technologies AG is a world leader in semiconductor solutions that make life easier, safer and greener. Microelectronics from Infineon are the key to a better future. With around 50,280 employees worldwide, Infineon generated revenue of about €11.1 billion in the 2021 fiscal year (ending 30 September).

Infineon is listed on the Frankfurt Stock Exchange (ticker symbol: IFX) and in the USA on the over-the-counter market OTCQX International Premier (ticker symbol: IFNNY).

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INFPSS202205-086j

Press Photos

  • Designed specifically for enterprise use, Magic Leap 2 will be among the most immersive enterprise AR headsets in the market. One of the key features of Magic Leap 2 is the 3D indirect-Time-of-Flight (iToF) depth sensing technology that was co-developed by Infineon and pmd.
    Designed specifically for enterprise use, Magic Leap 2 will be among the most immersive enterprise AR headsets in the market. One of the key features of Magic Leap 2 is the 3D indirect-Time-of-Flight (iToF) depth sensing technology that was co-developed by Infineon and pmd.
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