インフィニオン、「RSA Conference 2016」に出展、パートナー各社と共同でIoTのセキュリティ技術を紹介

2016/02/29 | マーケットニュース

2016年2月29日、ミュンヘン(ドイツ)/サンフランシスコ(米国) 

使い勝手に優れたシステムの設計/実装と、堅牢なハードウェアベースセキュリティの組み合わせは、IoT(モノのインターネット)の開発を成功へと導く上で、以前にもまして重要な要素となっています。その需要は大きく、IHS Technology社の予測によると、IoTアプリケーションの組み込みセキュリティコントローラの使用は、2014から2020年の間に30%のCAGR(年平均成長率)で拡大し、出荷台数は4億8,000万台以上に到達すると考えられます。 

独インフィニオンテクノロジーズは、「RSA Conference 2016」(於:米国サンフランシスコ、2月27日~3月4日)に出展し、パートナー各社と共同でハードウェアベースのセキュリティの役割をご紹介しました。主な展示内容は以下の通りです。 

  • シスコ社との協力により、IoT向けセンサ、アクチュエータ、ゲートウェイの検証用のクラウド提供アプリケーションをご紹介しました。この手法は、不正攻撃やのぞき見、セキュリティ侵害からデバイスを保護するもので、「OPTIGA™ TPM」(トラステッドプラットフォームモジュール)を用いることで、IoTシステム内の各デバイスを保護します。

  • ファーウェイ社は、インフィニオンとの協力により、「OPTIGA TPM」のリモート認証機能と、これを一元的に管理可能なファーウェイの管理ダッシュボードを通じ、同社のIoT管理プラットフォームでデバイスの完全性を検証する方法をご紹介しました。

  • Wibu-System社は、同社の「CodeMeter™」ライセンシング/IP保護サービスとインフィニオンのハードウェアベースのセキュリティ技術を用いて、特定のアプリケーションや使用権をIoTデバイスにバインドする方法をご紹介しました。

  • PKI(公開鍵インフラストラクチャ)サービスのリーディングプロバイダであるGlobalsign社とインフィニオンは、デバイスの真正性を検証し、鍵を保護する管理ツールのデモを行いました。本ツールは「OPTIGA TPM」を使用することで、PKI証明書を通じてIoTデバイスのプロビジョニングをセキュアに行います。

  • インフィニオンは、世界をリードする車載用半導体サプライヤーとしての評価を確立しており、今回のイベントでも「OPTIGA TPM」をベースとするコネクテッドカー向けの組み込みセキュリティソリューションをご紹介しました。2020年には、全世界の乗用車の最大22%がインターネット接続になると予想されており、TPMベースのソリューションは今後、自動車-クラウド間通信(V2X)のアプリケーションとシステムのセキュリティ保護で重要な役割を果たすと考えられます。 

詳細については、 www.infineon.com/IoT-securityをご覧ください。

Information Number

INFCCS201602-034

Press Photos

  • IoT security: Infineon and partners demonstrate solutions based on OPTIGA TPMs.
    IoT security: Infineon and partners demonstrate solutions based on OPTIGA TPMs.
    Infineon_OPTIGA_TPM

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