2013会計年度第3四半期業績:売上高は10億ユーロを超過 事業部合計利益率は10%超を回復

2013/07/30 | 四半期レポート

  • 2013会計年度第3四半期の売上高は予想を上回る10億2,200万ユーロ、事業部合計利益は1億1,700万ユーロ、事業部合計利益率は11.4%
  • 2013会計年度第4四半期見通し:売上高は約10億5,000万ユーロ、事業部合計利益率は約13%

 

2013年7月30日、ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオン テクノロジーズは本日、2013年6月30日を末日とする2013年会計年度第3四半期の業績を発表しました。

インフィニオン テクノロジーズの最高経営責任者(CEO)のラインハルト プロス(Dr. Reinhard Ploss)は次のように述べています。「インフィニオンは優れた回復を遂げ、再 び成長軌道に乗ることに成功しました。戦略が成果を挙げつつあり、市場の回復に伴う機会を直ちに、また断固として活用する準備を整えています。第3四半期には売上高と利益率のいずれも拡大しましたが、今 後更に利益率の改善に注力します。」

2013会計年度第3四半期のグループ業績に関する詳細

 
インフィニオンが2013会計年度第3四半期に計上した売上高は10億2,200万ユーロで、前 四半期の9億1,800万ユーロから11%に相当する1億400万ユーロ拡大しました。この成長には4つの事業部すべてが貢献しました。

この売上高の急増により、事業部合計利益も72%増の1億1,700万ユーロを達成しました。これに対し前四半期の事業部合計利益は6,800万ユーロでした。事 業部合計利益率も前四半期の7.4%から11.4%に改善しました。インダストリアル・パワーコントロール(IPC)事業部も黒字を回復し、事業部利益率は7.5%となりました。

第3四半期の継続事業からの利益は、前四半期の3,600万ユーロから8,200万ユーロに拡大しました。非継続事業に伴う損失は500万ユーロで、前四半期は300万ユーロの損失でした。

第3四半期の純利益は前四半期の3,300万ユーロから7,700万ユーロに改善しました。一株当り利益は基本および希薄化後とも0.07ユーロで、これに対し前四半期は0.03ユーロでした。

インフィニオンが資産、工場、機器、および無形資産の購入、ならびに資本化された研究開発資産の合計として定義する投資額は、前四半期の6,500万ユーロから7,100万ユーロにやや増加しました。 減価償却額は前四半期からほぼ横ばいの1億1,500万ユーロでした。

第3四半期の継続事業からのフリーキャッシュフロー(*)は前四半期の7,300万ユーロから1億3,500万ユーロに増加しました。こ の改善は営業活動から6,800万ユーロの純現金が得られたこと、および投資額が微増に留まったことによるものです。

グロス現金残高は2013年3月31時点の20億1,600万ユーロから、第3四半期末時点には21億3,700万ユーロに増加しました。純 現金残高は2013年3月末時点の17億500万ユーロから、2013年6月30日末時点には18億3,200万ユーロに増加しました。

*フリーキャッシュフローとグロス現金残高および純現金残高の定義と計算方法は原文(本ページ右「ダウンロードサービス」よりダウンロード可能)10~11ページをご覧ください。

2013会計年度第4四半期の見通し

 
インフィニオンは2013会計年度第4四半期の売上高が約10億5,000万ユーロに増加すると予測しています。自動車(ATV)事 業部の売上高は第3四半期からほぼ横ばいの見込みです。他の3つの事業部ではいずれも第3四半期比で売上高の拡大を予測しています。粗利益拡大と設備稼働率の改善により、事 業部合計利益率は約13%に増加する見込みです。

第1四半期〜第3四半期の実績と第4四半期の見通しに基づき、通年の売上高は前会計年度から約1.5%低下し、事業部合計利益率は10%をわずかに下回ると予測しています。

2013会計年度通年の投資額は4億ユーロをわずかに下回る見込みです。減価償却費の合計は約4億7000万ユーロの見込みです。

2013会計年度第3四半期の自動車(ATV)事業部の売上高は、前四半期の4億2,400万ユーロから8%増の4億5,900万ユーロとなりました。こ の増加は主に北米とアジアでの車両生産と販売が拡大していることによるものでした。事業部利益は前四半期の3,700万ユーロから5,200万ユーロに改善しました。事業部利益率は11.3%で、こ れに対し前四半期は8.7%でした。

インダストリアル・パワーコントロール(IPC)事業部では売上高拡大が継続しており、前四半期の1億4,400万ユーロから第3四半期には1億7,300万ユーロに達しました。デ ィスクリートIGBTチップの売上高は前四半期にすでに拡大を開始していました。すべての用途にわたって需要が拡大したことにより、IGBTモジュール事業の売上高は第3四半期にさらに拡大しました。特 に中国を中心とした再生可能エネルギー分野で使用されるパワー半導体事業も上昇傾向にあります。事業部利益は前四半期の300万ユーロの赤字から第3四半期には1,300万ユーロの黒字に転換し、事 業部利益率は7.5%に達しました。

パワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)事業部の第3四半期の売上高は、前四半期の2億2,700万ユーロから2億6,600万ユーロに増加しました。この17%の売上高拡大には、サ ーバと電源関連製品への需要拡大も貢献しました。またスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器メーカーへの供給も拡大しています。事 業部利益は前四半期の2,700万ユーロから4,600万ユーロに増加し、 事業部利益率も11.9%から17.3%に拡大しました。

チップカード&セキュリティ(CCS)事業部の第3四半期の売上高は、前四半期の1億800万ユーロから1億1,900万ユーロに増加しました。SIMカード、認証、およびTrusted Platform Module(TPM)への需要拡大がいずれもこの売上増に貢献しました。ペイメントとモバイルセキュリティ分野の事業はさらに活発です。政 府発行IDカードへの需要も高い水準に維持されています。第3四半期の事業部利益は1,000万ユーロに達し、これに対して前四半期は700万ユーロでした。事業部利益率は6.5%から8.4%に改善しました。& amp; amp; amp; amp; amp; amp; amp; amp; amp; #160;

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 012会計年度(9 月決算)の売上高は39億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,700人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQX に株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

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INFXX201307.058

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