インフィニオン、米国政府による世界最大の電子パスポート事業にセキュリティチップ技術を供給する主契約企業に選定
ノイビーベルク(ドイツ)
独インフィニオン テクノロジーズは本日、米国政府印刷局(GPO)との間で、米国政府発行の電子パスポートに埋め込むセキュリティチップの供給契約を新たに締結したことを発表しました。
GPOは、国務省が米国市民向けに発行する電子パスポートの生産を担当しています。このパスポートの裏表紙にはセキュリティチップが埋め込まれており、渡 航書類の国際標準に準拠した所有者の身元確認情報を安全に保存する仕組みとなっています。新しい電子パスポートの調達に当たり、GPOはこのセキュリティチップの主契約企業として、インフィニオンを選定しました。
今回の新たな5年間の契約により、インフィニオンは世界最大の電子パスポートプロジェクトにおける主契約企業として主導的な役割を果たすことになります。インフィニオンは、G POが初めて電子パスポートの生産を開始した2005年から、この事業にサプライヤーとして参画しています。GPOによれば、セキュリティチップを埋め込んだ電子パスポートは、現 在までに8,000万冊以上が発行されています。
インフィニオンは、セキュリティ、非接触通信、統合マイクロコントローラ ソリューション(組み込み制御)の各分野において優位性の高いコア技術を有しており、様 々なICカードやセキュリティ関連アプリケーションに応用可能なセキュリティ半導体製品の包括的なポートフォリオを取り揃えています。インフィニオンは、その専門性の高い技術力を駆使することで、モバイル決済、シ ステム セキュリティ、セキュアな電子証明書など、モバイル化とネットワーク化が進む社会におけるセキュリティの向上に貢献しています。インフィニオンは、25年以上にわたり、ハ ードウェアによる画期的なセキュリティ ソリューションを開発しており、14年間世界のマーケット リーダーの地位を維持しています。
インフィニオンのICカード&セキュリティ・ソリューションについての詳細は、下記URLをご参照ください。
www.infineon.com/security
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率、 モビリティ、 セキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2011会計年度(9月決算)の 売上高は40億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,000人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFCCS201208.056
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Infineon Awarded New U.S. Government Contract to Supply Secure Chip Technology for World’s Largest ePassport ProgramPassportCover
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