インフィニオン、デンソーから技術開発賞を授与 オートロケーション内蔵を可能にする初のタイヤ圧センサーチップ(TPMS)を開発

2012/07/30 | ビジネス&フィナンシャルプレス

インフィニオンテクノロジーズは、自動車部品サプライヤーの株式会社デンソーより「2011年度技術開発賞」を受賞いたしました。この賞はコスト削減とオートロケーション機能内蔵を実現する、タ イヤ圧センサーチップの開発に対して与えられたものです。このインフィニオンのTire Pressure Monitoring System(TPMS)センサーは、タイヤ圧をタイヤ内部で測定し、そ の測定値を車体に搭載された受信機に無線で送信する直接測定システムに使用されます。オートロケーション機能とは、4つのタイヤから受信するタイヤ圧の情報を、そ れぞれのタイヤの位置に自動的に結び付けることを意味します。

デンソーは毎年、品質、価格、技術開発、およびグローバルな提携において最高の実績を挙げたサプライヤーを表彰しています。インフィニオンは日本企業以外でデンソーの「技術開発賞」を 受賞した初の部品サプライヤーとなります。

タイヤ圧監視システムはタイヤの圧力を常時測定し、圧力が低下した場合にはドライバーに警告を行います。TPMSセンサーの導入については、不 適切なタイヤ圧を原因とする事故を防止するための法律が主な推進要因となっています。米国では2007年以降、重量1万ポンド(4,536kg)未 満の全ての乗用車と商用車にTPMSセンサーを装備することを義務付けています。2014年11月からは、欧州連合と韓国で販売されるすべての新しい乗用車にもTPMSセンサーの搭載が義務付けられます。

インフィニオンは市場で最も幅広いTPMSセンサーを提供し、小型乗用車から大型トラックまでのすべての車種に求められる多様な圧力範囲、ならびに事実上すべての種類のローカライゼーション手法(例: LFアンテナや±1g法)に対応しています。インフィニオンがこれまでに出荷したTPMSセンサー は1億5,000万個を超え、自動車部品サプライヤーをリードするプロバイダーとなっています。

インフィニオンは世界第2位の車載用半導体・サプライヤー
Strategy Analytics社の最新の市場調査によると、インフィニオンは日本国内の車載用半導体市場において3.8パーセントのシェアを持ち、外 資系サプライヤーとしてはトップに位置しています。世界的には、2011年の車載用半導体市場230億米ドルの中で、10パーセントのシェアを占め、世界ナンバー2の車載半導体サプライヤーにランクされました。自 動車エレクトロニクス分野の革新において中心となっているヨーロッパ市場でのシェアは14.7パーセント。長年に亘り、市場のリーダーとして評価され続けています。


詳細情報
インフィニオンのセンサーとその他の自動車用半導体の詳細については www.infineon.com/sensorswww.infineon.com/automotiveをご覧ください。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 011会計年度(9月決算)の売上高は40億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,000人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。


インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFATV201207.054