インフィニオン、セールス・マーケティング・戦略担当取締役会メンバーにアルンジャイ・ミタル(Arunjai Mittal)が就任

~インダストリアル&マルチマーケット事業部を2つに分割~

2011/10/28 | ビジネス&フィナンシャルプレス

ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオンテクノロジーズの監査役会は昨日、取締役会のメンバーを1人増員することを決定しました。これに伴い、2012年1月1日付けでアルンジャイ・ミタル(Arunjai Mittal) が取締役会メンバーに就任し、取締役会は4人体制となります。

さらに、2012年1月1日付けでインダストリアル&マルチマーケット(IMM)事業部をパワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)事業部とインダストリアル・パワーコントロール(IPC)事 業部に分割します。チップカード&セキュリティ(CCS)事業部とオートモーティブ(ATV)事業部については、これまでと変更ありません。

インフィニオンは持続可能な成長見通しを持つ、安定した成功企業へと発展しています。市場をリードする製品とシステムソリューションを通じ、エネルギー効率、モビリティ、セ キュリティに注力することで、経済的に重要かつ社会的に必要な分野に取り組んでいます。

インフィニオンのウォルフガング・マイヤーフーバー(Wolfgang Mayrhuber)(監査役会会長)は、次のように述べています。「お客様の将来への要求を完全に理解することは、継 続的に成功するための前提条件です。アジア、とりわけ中国には、素晴らしい市場のポテンシャルが存在します。そのため監査役会では、取 締役会メンバーを増員することで成長地域を中心とした市場への進出を今後も推し進めることになりました。セールス、マーケティング、戦略、M&Aが彼の担当分野となります」

アルンジャイ・ミタルは現在、インダストリアル&マルチマーケット(IMM)事業部のプレジデントを務めており、2012年1月1日付けでインフィニオンの取締役会メンバーに就任します。ミ タルはこれまでにIMMのビジネスの発展で成功を収めており、増収増益を達成したほか、顧客基盤と製品ポートフォリオを拡大してきました。

ウォルフガング・マイヤーフーバーは、「その経歴、学歴、世界の半導体業界での経験と国際的なキャリアを考えると、今回の新たな業務の導入を成功させる上で、ミタルは最適な人物です。異 文化に関する専門知識と、お客様やビジネス・パートナーとのグローバルなコネクションで、アルンジャイ・ミタルがインフィニオンの取締役会に貢献してくれることを非常に楽しみにしています」と述べています。

アルンジャイ・ミタルが取締役会の新メンバーに就任
アルンジャイ・ミタルは、これまで長らくインダストリアル&マルチマーケット(IMM)事業部のプレジデントを務めてきました。取締役会のメンバーとして、今後は各地域、セ ールス、マーケティング、戦略、合併・買収(M&A)を担当します。また、可能な戦略オプションの策定と承認も担当します。インフィニオンのCEOであるピーター・バウアー(Peter Bauer)は、 引き続きインフィニオンと各事業部の全体的な戦略を統括します。ラインハルト・プロス(Dr. Reinhard Ploss)とドミニク・アサム(Dominik Asam)の 取締役会での役職に変更はありません。

取締役会のサポート職として、ウルリッヒ・ペルツァー(Ulrich Pelzer)は引き続きインベスター・リレーションズ部門を担当し、2012年1月1日付けでファイナンス&ト レジャリー部門のプレジデントを引き継ぎます。ペルツァーは、CFOのドミニク・アサムに直属します。

インダストリアル&マルチマーケットを2つの事業部に分割
インダストリアル&マルチマーケット(IMM)事業部を、2012年1月1日付けで2つの事業部に分割します。産業用エレクトロニクス事業は近年、極 めて高い成長率を達成するとともに、複雑化が進んでいます。新たな組織体系では、組織的な観点から2つの主要ターゲット市場に注力します。さらに、これらの市場でターゲットを絞った成長を確実なものとします。新 設のインダストリアル・パワーコントロール(IPC)事業部は、駆動装置や再生可能エネルギーの分野に注力します。具体的には、機械や機関車、太 陽光発電所や風力発電所などの発電アプリケーションなどの産業用アプリケーションでの電力駆動用半導体部品が対象となります。もう一方のパワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)事業部は、高 エネルギー効率の電源や高周波数アプリケーションの分野に注力します。これらの製品は主に、TV、ゲーム機、PC、モバイル機器などの民生製品やコンピュータ・サーバで使用されています。

インフィニオンのピーター・バウアー(Peter Bauer)(CEO)は、次のように述べています。「ビジネスが著しく成長し、アプリケーションの複雑化が進む中、インダストリアル&マ ルチマーケット事業部を2つの事業部に分割することで、お客様のニーズや市場の要件に対してより迅速かつ柔軟な対応が可能となります」

現在、チップカード&セキュリティ事業部のプレジデントを務めるヘルムト・ガッセル(Dr. Helmut Gassel)は、新設のインダストリアル・パワーコントロール(IPC)事 業部のプレジデントに就任します。チップカード&セキュリティ事業部のプレジデントは、ステファン・ホフシェン(Dr. Stefan Hofschen)が引き継ぎます。ホフシェンは現在、オ ートモーティブ事業部の取締役会メンバーを務めています。パワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)事業部のプレジデントには、ピーター・シーファー(Peter Schiefer)が就任します。シ ーファーは現在、インダストリアル&マルチマーケット事業部の取締役会メンバーを務めています。ヘルムト・ガッセル、ステファン・ホフシェン、ピーター・シーファーの3人は、イ ンフィニオンでさまざまな本社マネジメント職や国際的なマネジメント職を歴任し、長きにわたる成功の実績を有しています。

2012年1月1日以降、インフィニオンの中核ビジネスは、オートモーティブ(ATV)、チップカード&セキュリティ(CCS)、インダストリアル・パワーコントロール(IPC)、パ ワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)の4事業部によって行います。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 010会計年度(9月決算)の売上高は32億9,500万ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,650人 1でした。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場されています。

 
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

 

1本数値には、インテルコーポレーションに売却された携帯電話事業(ワイヤレス・ソリューション事業部)の従業員約3,075名が含まれています。

 

 

 

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INFXX201110.008

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