インフィニオン、マレーシアの製造施設拡大に1億6,000万米ドルを投資

2011/03/31 | ビジネス&フィナンシャルプレス

マラッカ(マレーシア)

独インフィニオンテクノロジーズは本日、マレーシア、マラッカの製造施設の生産能力、研究開発の拡大、および設備の更新に対し、今年内に1億6,000万米ドルを投資すると発表しました。こ の投資は主にエネルギー効率改善用パワー半導体の生産能力増強に使用され、マラッカの施設には2011年中に350名が新たに雇用されます。現 在インフィニオンはマラッカにおいて7,000名近くを雇用しています。

この投資はインフィニオンのアジアでのプレゼンス拡大、および現地市場とのより緊密な統合に向けた新たな一歩です。インフィニオンの2010会計年度の売上高のうち42%は 日本を含むアジア地域で生み出され、この分野ではDAX証券取引所に上場するすべての大手ドイツ企業の先頭を走っています。

インフィニオンのピーター・バウアー(Peter Bauer)(CEO)は、次のように述べています。「アジアで成功を収めるためにはビジネスだけでは不十分です。文化を認識すると共に、そ の社会の一員とならねばなりません。地域における付加価値を作り出し、ノウハウを提供し、また人材を雇用、育成することを目指しています」

近年アジアは半導体販売において世界の主要市場となってきており、インフィニオンもアジアでのビジネスを一貫して拡大しています。1月には中国北京にInfineon Integrated Circuits (Beijing) Co., Ltd.という新たな法人を設立しました。営業とマーケティング、アプリケーション研究開発、および地域本社としての機能に加え、こ の新会社には自動車向けソリューションの技術センターとIGBTスタックの製造施設も置かれています。IGBT(絶縁型ゲートバイポーラトランジスタ)は、自動車や高速鉄道、お よび再生可能エネルギーを活用した各種発電システムなどのモーター駆動に使用されるパワー半導体です。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、モビリティ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2010会計年度(9月決算)の売上高は32億9,500万ユーロ、従 業員は世界全体で約2万6,650人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場されています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com  
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp  

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INFXX201103.032