インフィニオン、ニューヨーク証券取引所ヘの上場を自主的に廃止

2009/04/03 | ビジネス&フィナンシャルプレス

ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオンテクノロジーズは本日、ニューヨーク証券取引所(以下、「NYSE」)での米国預託株式(以下、「ADS」)の上場の自主的な廃止を申請したと発表しました。同社では、2 009年4月24日の上場廃止を予定しており、それ以後、同社のADSのNYSEでの取引は行われなくなります。インフィニオンでは、上場廃止から1年を経た後、登録抹消と1934年証券取引法(以下、「取引法」 )に基づく報告義務の終了の申請を速やかに行う予定です。

インフィニオンの主要取引市場はフランクフルト証券取引所であり、世界規模で行われるADSおよび普通株の取引のうち、NYSEでの取引が占める割合は、比較的低いものとなっています。そのため、イ ンフィニオンでは、NYSEへの上場のメリットと関連コストを比較し、ADSの上場を継続することは、もはや商業的に正当化できないとの結論に達しました。

インフィニオンは今後、「Level I」プログラムとしてADSの枠組みを維持し、店頭取引市場であるOTCQXでADSの上場を目指します。インフィニオンの普通株は引き続き、フ ランクフルト証券取引所で取引され、同社は今後も、情報開示と透明性に関するドイツの厳格な要件に従います。インフィニオンは引き続き、同社Webサイトを通じ、財 務報告書やプレスリリースなどの投資家向け情報を英語で公開していきます。

上場廃止後から登録抹消までの期間、インフィニオンは、取引法の報告義務を遵守します。登録抹消後も、国際金融市場から期待される水準の情報公開を維持していきます。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2008会計年度(9月決算)の売上高は43億ユーロ、従 業員は世界全体で約2万9,100人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp 

Information Number

INFXX200904.048