DareGlobal、インフィニオンのADSL2/2+ SoCを採用

ノイビーベルク（ドイツ）

独インフィニオンテクノロジーズは、DareGlobal Technologies Co. Ltd.（以下、DareGlobal）がモデムやルータソリューション向けに、イ ンフィニオンのシステムオンチップ（SoC）「AMAZON-SE」を採用したと発表しました。

「AMAZON-SEは、消費電力が極めて少ないことで機器内部の発熱を抑制し、ADSLモデムの小型化を可能にします。USBケーブルによるモデムへの単一給電が可能なことから、電 源全体を冗長化し、ADSL2/ 2+モデム全体のコスト削減に寄与します。次世代のモデムやルータ製品を開発するにあたって、インフィニオンのソリューションは不可欠であると、当社は考えます」と、D areGlobalのチェンウェイ・シュー（Zhengwei Xu、社長兼最高経営責任者）氏は述べています。

「AMAZON-SEによって市場でのプレゼンスを拡大していることを大変誇りに思います。当社の製品は、ラインドライバをはじめとした機能をシングルチップに集積することにより、A DSL2/2+市場において、より最適なシステムコストや消費電力を可能にします。当社DSL CPEの製品ポートフォリオの中核をなす最先端の設計は、新興市場における要求を完全に満たすものであり、世 界市場におけるブロードバンド・アプリケーションの成長に貢献しています」と、インフィニオンのクリスチャン・ヴォルフ（ コミュニケーションソリューションズ事業部シニアバイスプレジデント兼アクセス事業ユニット・ゼネラルマネージャ）は述べています。

インフィニオンはすでに、DareGlobalに対してAMAZON-SEの出荷を開始しています。AMAZON-SEが提供するコストに優れた、低消費電力のソリューションは、高 成長を遂げている新興ブロードバンド市場におけるお客様のご要求にお応えします。また、高品質、且つフレキシブルでありながら、システムコスト低減に寄与するSoC設計は、コ ストに敏感な新興市場におけるブロードバンド機器の普及に貢献し、同じハードウェア／ソフトウェアプラットフォームで多様なアプリケーションや市場に対応することを可能にします。

AMAZON-SEについて
AMAZON-SEは、宅内装置（CPE）向けのADSL2/2+ SoC（システム・オン・チップ）です。本製品は、インフィニオンの実績あるADSL2/2+ CPEチップソリューションの第3世代にあたり、ブリッジモデム（Ethernet、USB）とルーティング機器に最適な製品です。高集積化されたチップ設計により、現行のソリューションと比較して、A DSL2/2+モデムにおける外付け部品点数を最大で10%削減し、低BOM(Bill of Materials)コストと簡易なシステム設計において業界基準となっています。また、A DSL2/2+の市場において消費電力が最も低いことも大きな特長です。

Amazon-SEについて詳しくは、www.infineon.com/amazonをご覧ください。

インフィニオンテクノロジーズ（Infineon Technologies AG）は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度（9月決算）の売上高は79億ユーロ（キマンダの売上高38億ユーロを含む）、 従業員は世界全体で約4万2,000人（キマンダの従業員約1万2,000人を含む）でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト： http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース： http://www.infineon.com/jp