インフィニオンがシンガポールの研究開発活動を拡大

2007/04/18 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、シンガポールにおける研究開発活動を拡大すると発表しました。これにより、エネルギー効率、コネクティビティ、セ キュリティの分野に向けた製品の需要拡大への対応を強化します。今回の拡大に対し、同社は約2億ユーロを投資し、150人の新規採用を行います。

 シンガポールの研究開発センターを拡張することによりインフィニオンは、次世代のホームネットワーキング技術、 CPE(加入者宅内装置)、IAD(統合アクセス装置)、携 帯電話用プラットフォーム(ULC向け)、モバイルTV用デジタルビデオブロードキャスティング(DVB)、電源管理用のデジタル電力制御装置、車 載用および産業用アプリケーション向けのマイクロコントローラ製品、ウェハ製造とパッケージングのプロセス技術、ASIC設計における開発力を強化します。

 インフィニオンの社長兼CEOであるヴォルフガング・ツィーバルトは、「当社が戦略的に取り組んでいるエネルギー効率、コネクティビティ、セ キュリティの分野では顧客志向の研究活動が強く求められています。これらの分野の最先端製品は技術革新とブレークスルーを必要としています。今後数年間にわたり、当 社はグローバル規模で研究開発活動を拡大していきます。なぜならお客様とそのアプリケーションは、さらなる多様性と変化を求めているからです。当社は、お 客様が市場においてリーディングポジションを獲得できる技術を実現する企業としての地位強化に引き続き努めます。今回のシンガポールにおける研究開発事業拡大は、イ ンフィニオンがこの地域での成長を達成するうえで、大きな一歩となります」と述べました。


1991年に設立されたシンガポールの開発センターは、この地域において、通信、自動車、産業、セキュリティシステム向けのICとシステム開発ソリューションを提供してきました。今日、イ ンフィニオンはシンガポールに2,700人の従業員を有し、そのうち400人が研究開発のエンジニアです。今回の事業拡大により、研究開発グループは550人程度に達する予定です。従業員の増員は、3 年をかけて徐々に実施され、さまざまな開発段階をサポートします。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、エネルギー効率、コネクティビティ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ(キマンダの売上高38億ユーロを含む)、 従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp

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INFXX200704.054