市場調査会社IMSリサーチ、インフィニオンを市場平均成長率を上回る世界最大のパワー半導体サプライヤと評価

2006/09/12 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、本日マレーシア・クリム新工場で行われた開所式において、同社がパワー半導体市場におけるトップメーカーであることを改めて強調しました。英 国の市場調査会社IMSリサーチ※は、インフィニオンをパワー半導体の売上高で世界1位に位置づけています。 IMSリサーチが最近行った市場調査の暫定報告によれば、イ ンフィニオンのパワー半導体事業は2005年に売上成長率11.6%を達成し、世界市場(市場規模113億5,000万ドル)の成長率0.6%を大きく上回っています。IMSリサーチによれば、パ ワー半導体市場でのインフィニオンの売上高は2004年の約9億5,000万ドルから2005年には10億6,000万ドルに伸びており、2 005年の総市場規模113億5,000万ドルのうち9.3%をインフィニオンが占めています。インフィニオンを3年連続でパワー半導体サプライヤのトップに位置づけたIMSリサーチは、イ ンフィニオンが今後5年間に年平均で6~8%の成長を達成すると予想しています。IMSリサーチは最終的な調査結果を「The Global Market for Power Semiconductors 2006」(2006年パワー半導体世界市場)と題した報告書にまとめ、2006年9月末に発表する意向です。

インフィニオンのラインハルト・プロス(自動車・産業・マルチ市場部門シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャ)は、「当社は長年にわたってパワー半導体とモジュールの開発を牽引してきました。 この経験をもとに、当社は絶えずリーダーシップを発揮しています。今後も当社はこうした得意分野で主導権を維持し、パワー半導体製品の開発を通じて効率的な電力利用と優れたコストパフォーマンスに貢献します」と 述べています。

世界的な電力需要の高まりと資源の減少傾向を受けて、パワー半導体市場は拡大を続けています。インフィニオンがクリム工場(マレーシア)、フィラッハ工場(オーストリア)、レーゲンスブルク工場( ドイツ)で生産しているパワー半導体は、効率的な電源・電力管理に不可欠の製品です。

パワー半導体による電源・電力管理の効率化は、モーター、電源装置、コンピュータ機器、コンシューマ製品、照明器具などの大幅な省電力化に結びつくほか、自 動車の燃費や安全性の向上にも役立っています。

※ IMSリサーチ
IMSリサーチ(IMS Research)は、世界のエレクトロニクス産業の市場調査とコンサルタントサービスの専門会社です。IMSリサーチの提供する情報は、世界中の大企業によって、市 場動向の解析、マーケティングに関する問題の解決、ビジネスの効率改善に役立てられています。IMSリサーチは、英国本社、米国テキサス州オースティンおよび中国上海の事業所を基点に、世 界35カ国以上でグローバルに事業を展開しています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2 005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com 
日本サイト: http://www.infineon.com/jp 

Information Number

INFAIM200609.083