米国が新パスポートにインフィニオン製セキュリティIDチップを採用 国際セキュリティ規格を満たす先進テクノロジー
独インフィニオンテクノロジーズは本日、米国政府から新しい電子パスポート向けの高セキュリティICチップを数百万個規模で受注したと発表しました。海外渡航時の本人確認の自動化、出入国審査の迅速化、 国境警備・保護の強化を図るため、この新パスポートでは裏表紙にコンピュータチップを埋め込み、旅券の記載内容と同じ情報を安全に保存する仕組みとなっています。
米国ではすでに2005年末から外交官や政府職員に対して電子パスポートの発行を開始しているほか、一般市民に交付されている旅行用パスポートについても現在電子化を進めています。米 政府は年末までに新規発行のパスポートをすべて電子化する意向です。
インフィニオンテクノロジーズ ノースアメリカのマネージングディレクター、クリストファー・クックは次のように述べています。「米国の例にならって、今 後は全世界でよりセキュリティの高い渡航書類の採用が進むでしょう。当社は身分証明や金融取引、電子システムへのアクセスなどに用いられるセキュアな特殊ICの大手サプライヤであり、当 社のチップは世界有数の厳格なセキュリティテストにも合格しています。米国が電子パスポートを本格導入するにあたって、電子部品のサプライヤに選ばれたことをうれしく思います」
インフィニオンは、すでに電子パスポートの採用ないし導入テストを開始した国(ドイツ、香港、ノルウェー、スウェーデンなど20カ国以上)について、セキュアな認証チップを供給しています。さらに、電 子身分証明書用のセキュアなチップをイタリア、フィンランド、アラブ首長国連邦(UAE)、オーストラリア、ベルギー、香港などに提供しているほか、米 国の国防総省が発行するセキュアなIDカード用のチップも供給しています。
米国ではすでに2005年末から外交官や政府職員に対して電子パスポートの発行を開始しているほか、一般市民に交付されている旅行用パスポートについても現在電子化を進めています。米 政府は年末までに新規発行のパスポートをすべて電子化する意向です。
インフィニオンテクノロジーズ ノースアメリカのマネージングディレクター、クリストファー・クックは次のように述べています。「米国の例にならって、今 後は全世界でよりセキュリティの高い渡航書類の採用が進むでしょう。当社は身分証明や金融取引、電子システムへのアクセスなどに用いられるセキュアな特殊ICの大手サプライヤであり、当 社のチップは世界有数の厳格なセキュリティテストにも合格しています。米国が電子パスポートを本格導入するにあたって、電子部品のサプライヤに選ばれたことをうれしく思います」
インフィニオンは、すでに電子パスポートの採用ないし導入テストを開始した国(ドイツ、香港、ノルウェー、スウェーデンなど20カ国以上)について、セキュアな認証チップを供給しています。さらに、電 子身分証明書用のセキュアなチップをイタリア、フィンランド、アラブ首長国連邦(UAE)、オーストラリア、ベルギー、香港などに提供しているほか、米 国の国防総省が発行するセキュアなIDカード用のチップも供給しています。
最先端のデータ保護技術
米国議会はセキュリティ対策の一環として、米国査証免除プログラムに参加する国に対して2006年10月までにセキュアなチップ技術に対応したパスポートの発行を義務づける法案を可決しました。同 時に米国自身も、渡航書類の国際標準策定機関である国際民間航空機関(ICAO)が定めた電子パスポート規格に準拠すべく、この技術を採用しています。
米国は過去10年間に、6,700万冊を超えるパスポート(有効期間10年)を発行しています。米国政府は、電 子パスポートの導入後1年以内に発行される新パスポートの数を最大で1,500万冊と予想しています。これは単一の電子パスポートプロジェクトの規模としては現時点で世界最大です。新 パスポートにはそれぞれシールド材で保護されたチップが埋め込まれ、所持者の氏名と生年月日、有効期限、本人のデジタル写真など、記載内容のコピーを暗号化してチップに保存できるようになっています。デ ジタル写真の採用により、国境通過の際に顔認識技術を使ってパスポート所持者の身元確認を行うことも可能となります。
電子パスポートには、所持者のプライバシーを保護するため何重ものセキュリティが施されています。たとえばベーシックアクセスコントロール(BAC)という技術では、出 入国審査官がパスポートをスキャナにかざすと暗号化されたデータが読み込まれ、チップ上の保存データへのアクセスが認証される仕組みとなっています。データは10センチメートルほどの距離を挟んで送受信されます。 インフィニオンのチップ内には上述のシールドとBACのほか、高度な計算によるデータ暗号化など、個人情報をガードする50以上のセキュリティ機能が組み込まれています。チ ップ内データの不正読み取りを防止するため、チップ表面にはアクティブシールドとセンサが装備されています。
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インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2 005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp
本社サイト: http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFAIM200608.071