インフィニオン、メモリ事業部門を分社し新会社「Qimonda(キマンダ)」を設立 インフィニオンテクノロジーズジャパンの分社は7月以降を予定

2006/04/05 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、本年5月1日にメモリ事業部門を分社し、新会社「Qimonda(キマンダ)」を設立する旨、3 月31日に発表致しました。
これに伴い、インフィニオンテクノロジーズジャパン(本社:東京都品川区大崎1-11-2、社長:森康明)のメモリ事業部門も本年7月以降の分社を目指し、鋭意準備を進めております。

インフィニオンテクノロジーズジャパンは、現在、インフィニオンの世界戦略の一環として重要市場と位置づけられた日本市場でのシェア拡大を図るため、顧客サービス向上(エンジニア、デ ザインおよび品質管理部門のエンジニアを増強、関連施設の拡充等)を図っております。また、顧客へのサポート体制強化策として、新たな物流システムの構築、導入を今会計年度中に予定しており、イ ンフィニオンテクノロジーズジャパンの分社はこのシステム導入完了後に実施する予定です。なお、分社後は、ロ ジック事業を運営するインフィニオンテクノロジーズ社とメモリ事業を運営するキマンダ社の2社体制となります。

「インフィニオンテクノロジーズは今後も引き続き、明確な世界戦略のもと、積極的な事業展開を進めていきます。その日本法人である私たちは、7月以降に予定される分社後、メモリ、ロジック、そ れぞれのビジネスモデルに専心し、より一層日本のお客様のご要望に迅速にお応えできる体制を強化、発展させていきます」と社長の森康明は語っています。

新会社(独キマンダ社)の概要
1. 分社日              2006年5月1日
2. 新会社名          Qimonda AG(キマンダAG)
3. 代表取締役社長兼最高経営責任者   Kin Wah Loh(キンワー・ロー)
4. 株主構成          インフィニオン テクノロジーズAG 100%
5. 従業員数          約12,000人
6. 主な製造拠点    ドレスデン(独)、リッチモンド(米) イノテラ(台湾)他、
                           提携先を含む5つの300mmウェハ工場など
7. 主な研究開発拠点   ドレスデンを含む5つの最先端研究開発センター

インフィニオン テクノロジーズ ジャパンの概要
1. 設立                    1980年2月1日
2. 事業目的             電子デバイスの販売および一切の関連業務
3. 資本金                 200,000,000円
4. 代表取締役社長   森 康明
5. 沿革
1980年2月 富士電機とシーメンスの合弁会社として富士エレクトロニックコンポーネンツ株式会社設立
1996年10月 社名をシーメンスコンポーネンツ株式会社に変更
1998年10月 名古屋支店開設
1999年9月 社名をインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社に変更
2004年2月 大阪営業所開設
2006年1月 東京本社を品川区大崎に移転

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
日本サイト: http://www.infineon.com/jp 


Information Number

INFJP200604.019