インフィニオンが米司法省とDRAM反トラスト法違反容疑問題で和解

2004/09/15 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、米司法省反トラスト局との間で、1999年7月1日から2002年6月15日までの期間におけるDRAM( ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)の価格設定に関連した米独占禁止法違反の個別的かつ限定的告訴に関して、違反を認め和解しました。この結果、米司法省が行っている業界全体にわたる調査に関して、イ ンフィニオンと司法省との間の係争は完全に解消しました。

今回の取り決めでインフィニオンは1億6,000万米ドルの罰金支払いに同意しました。この金額は、インフィニオンが直近の第3四半期決算(2004年4~6月)で 計上した引当金によって完全にカバーされます。罰金は2009年までの期間に均等割賦形式で支払われます。米司法省によって摘発された行為は、被害対象が一部の顧客企業に限定されています。イ ンフィニオンはすでにこれらの顧客企業全社と和解交渉を進めており、一部は合意に達しています。

インフィニオンは、価格の固定化や安定化をはかるいかなる企てにも組することなく、強く非難します。優れた製品やサービスのみに立脚した、活発で公正な競争を約束します。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFXX200409.101