インフィニオンテクノロジーズの新CEOが決定

2004/05/10 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズの監査役会は、新しい社長兼最高経営責任者(CEO)に、ヴォルフガング・ツィーバルト(Wolfgang Ziebart)(54歳)を任命しました。ツィーバルトは2004年9月1日までに、インフィニオンの新CEOに就任します。

「ツィーバルト氏がこれまでに培った経営再建の経験、業界知識、技術知見は、インフィニオンのCEOとして必要な資質の条件をすべて満たしています。取締役会は、彼の元に一致団結して、イ ンフィニオンの戦略目標の達成を強力に推進します。この目標の基礎部分は今後とも変わることはありません。さらに、従業員の意欲向上、利益志向の強化につとめていきます」と、インフィニオンの現CEOのマックス・ ディートリッヒ・クライは述べました。

ヴォルフガング・ツィーバルトは、ミュンヘンで工学の学位と博士号を取得後、1977年に自動車製造会社のBMWに入社しました。同社で様々な職を経たのち、エレクトロニクス開発の責任者となり、1 999年に取締役会メンバーに任命されました。2000年に、ハノーバーを拠点とする自動車サプライヤのコンチネンタル社(Continental AG)に移り、自動車システム部門のトップとして、カー・エ レクトロニクスと電子ブレーキシステムに注力しました。一年後には、同社の執行理事会の副議長に任命されています。

ヴォルフガング・ツィーバルトがインフィニオンのCEOに就任するまで、マックス・ディートリッヒ・クライが引き続きCEOの職を務め、同職を退いた後、現在休止している監査委員会会長に復帰します。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFXX200405.061