インフィニオンテクノロジーズジャパンが日本初の技術サポートセンター開設計画を発表~2005年、日本における600億円の売り上げ達成に向け、技術者の大量採用を開始~

2003/03/03 | ビジネス&フィナンシャルプレス

インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社(本社:東京都品川区東五反田3-20-14、代表取締役社長:森 康明)は、2005年度中に、日本初の技術・開発拠点施設として、技 術サポートセンターを新設する計画を発表します。同施設には30人程度の技術者を配置する予定で、場所は首都圏近郊となる見込みです。これに伴い、フィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)など、日 本市場の顧客要望に密接に関連した製品の短期開発や技術サポートに携わる日本人技術者の採用を随時実施。今会計年度(2002年10月~2003年9月)では20名の技術者採用活動を3月3日より開始します。

本技術サポートセンターは、インフィニオンの主要事業である有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、自 動車および産業分野やメモリ製品分野などの各事業部と連携し、次代をリードするアプリケーションに強い日本の顧客向けに対応します。特に、重要顧客であるエレクトロニクス関連企業に向けたシステム設計支援、デ バイス設計支援などの総合ソリューション提供に注力する予定です。

インフィニオンテクノロジーズジャパンでは、ハイテク関連やエレクトロニクス企業及び研究機関の集積が世界で最も高い日本国内に技術サポートセンターを開設することで、昨 年来戦略的に充実を図ってきた重点顧客重視のセールス部門とあいまって、日本市場向けの製品開発体制を強化し、2005年達成目標としている日本市場での600億円の売り上げ実現を目指しています。

今回の日本技術サポートセンター(仮称)の開設計画発表に際し、インフィニオンテクノロジーズジャパン代表取締役社長 森 康明(もり やすあき)は次のようにコメントしています。
「これまでインフィニオンテクノロジーズ社として主にヨーロッパ、アメリカ、東南アジアに展開していた技術サポートセンターが日本でも設立できることになり、そ のメリットは予想以上のものがあると確信しています。インフィニオンでは2001年来の半導体業界の不振を背景として、全世界的に研究・開発以外には積極的なリクルート活動は行ってきておりません。今 回の計画の発表とそのための人員採用活動の開始は特別な措置であり、日本市場への本格的な事業展開の明確な意思表示です。当社が目指すトータル・ソリューションプロバイダーとしてナンバー・ワンの地位を、こ こ日本でも獲得できる地盤が整うことになります」

インフィニオンテクノロジーズジャパン概要

  • 設立 1980年2月1日
  • 事業目的 電子デバイスの販売および一切の関連業務
  • 資本金 200,000,000円
  • 代表取締役社長 森 康明
  • 沿革
    • 1980年2月
      富士電機とシーメンスの合弁会社として富士エレクトロニックコンポーネンツ株式会社設立
    • 1996年10月
      社名をシーメンスコンポーネンツ株式会社に変更
    • 1998年10月
      名古屋支店開設
    • 1999年9月
      社名をインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社に変更

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

Information Number

INFJP200303.008