インフィニオンが広報部門を再編

2003/04/29 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、戦略的再配置の一環として、2003年5月1日付けで広報部門を再編すると発表しました。

広報部門責任者のクリストフ・ジーダーは、「インフィニオンは今後、戦略的に統合されたコミュニケーション活動を通じて、社外および社内のすべてのターゲット・グループに対して、一 層のアクセス改善を目指します。このため広報部門を再編して、ターゲット・グループ指向、柔軟性、訴求力の強化をはかります。従来のメディアリレーション部門は、企業広報セクションと、製品&技 術広報セクションに分割されます。また、新組織には、電子メディアセクションが新設されます。さらに、ターゲット市場であるアジアおよび米国での広報活動を大幅に強化します」と、語りました。

再編後の新しい企業広報セクションはギュンター・ガウグラーが率います。新製品&新技術広報セクションの責任者となるのはライナー・シェーンロックです。

報道機関向けスポークスパーソンを務めてきたカトヤ・シュレンドルフは、従来のメディアリレーション部門の再構築および再配置の一環として、同意に基づいて退社します。

公共関係セクションの責任者となるのはクリストフ・リートケです。その任務には、エグゼクティブ・コミュニケーションと、インフィニオン企業広報の戦略コンテンツ管理が含まれます。

社内広報セクションはペーター・ヴァイスが率い、世界中の社内広報活動全体を担います。その任務には、社内報「Galaxy」マカジンとその電子版「Galaxy eMag」や、イ ンフィニオン企業イントラネットが含まれます。

これまでよりはるかに大きい重要度が与えられるのが、地域拠点の広報活動です。スザンヌ・アイリッヒが、インフィニオンの最先端の生産拠点であるドレスデン工場の広報活動の責任者となります。

インフィニオンのグローバルな広報活動は、成長地域のアジアと米国で一段と拡充されます。上海ではメイ・ルーを責任者として新しい広報オフィスが開設され、台 北でもまもなく新しい広報オフィスが開発されます。アジア地域における広報活動はすべて、シンガポールの地域本部が統括し、その責任者にはケイ・リムが就任します。

大きな将来性を持つ米国市場における広報活動は、2003年秋のニューヨーク企業広報オフィス開設により一段と充実がはかられます。このニューヨーク・オフィスはギツ・ラマニが率い、主 に公共関係とネットワーキングに活動の焦点を絞ります。

これら総合的再編は、戦略的再配置、広報活動の統合およびインフィニオンの各地域のプレゼンスを大幅に強化するのが狙いです。 

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFXX200304.070