インフィニオンが今後の成長に向けた戦略「Agenda 5-to-1」計画を発表

2002/09/20 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、今後5年間の戦略目標とその目標達成のための強化戦略の要点をまとめた計画「Agenda 5-to-1」を発表しました。インフィニオンは、2 007年までに世界の半導体メーカーランキングで上位4社に入る目標を掲げています。5つの事業分野すべてで第3位以内の座をめざします。また、全事業分野において収益性で第2位以内の座をめざし、半 導体産業のソリューション分野で第1位の座の獲得をめざします。

インフィニオンテクノロジーズのウルリッヒ・シューマッハ社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は、強化戦略の導入でさらに前進します。「Agenda 5-to-1」は 市場の発展に合わせた当社の対応策であり、今後5年間にそれを一貫して実行に移す方針です。「Agenda 5-to-1」の意欲的な目標を達成するには、タ ーゲットとする各々の市場でシェアを一段と伸ばすとともに、収益性を大いに高めるソリューション・ビジネスを拡充しなければなりません。「Agenda 5-to-1」が 当社の長期にわたる成功にとってきわめて重要であると信じています」と、語りました。

「Agenda 5-to-1」計画は、これまで成功をおさめてきたインフィニオンの長期的な成長戦略を継承するものです。同社は今後5年以内に世界の半導体企業上位4社に入ることをめざします。1 995年の時点ではインフィニオン(当時のシーメンス・セミコンダクターズ)は世界の半導体業界で15位に位置していました。1998年に初めて上位10位入りを果たして以後、常 に上位10社のうちの1社として名前を連ねています。市場調査会社のICインサイツによれば、2002年上半期の世界半導体メーカーランキングではインフィニオンは第6位にランクされました。

インフィニオンの目標は、すべての事業分野およびセグメントで第3位以内の座を確保することです。現在、インフィニオンはセキュリティ&チップカードICでは首位、自 動車エレクトロニクス関係では第2位(欧州では第1位)の座にあります。メモリ製品分野では直近四半期には第3位に浮上しました。通信関連の特定セグメントではすでに世界三強の一角を占めています。

財務データ、特に収益性に関しては、インフィニオンは業界上位2位をめざします。とりわけ利幅の大きいソリューション・ビジネスで、その目標を達成できる見込みです。その分野では、イ ンフィニオンは半導体業界で第1位の地位を獲得することを計画しています。

インフィニオンは、「Agenda 5-to-1」の実行を成功に導く鍵は「テクノロジー・ライフスタイル・ソリューション」に照準を合わせることだと考えています。過去において、新 製品の開発は技術の発達によるところが大でした。開発においては技術のフィジビリティ(事業化可能性)が肝心です。インフィニオンは、今 後の技術の新しいトレンドでは人々の個人的ニーズに合わせることが決め手になるとみています。

そのことはソリューションに対するニーズを一段と促進し、日常生活を多くの面でより楽にし、生活の質を向上させるでしょう。たとえば、次のような方面が期待されます:

ヘルスケア:身体機能の監視、データ・セキュリティ、健康状態のチェック。たとえば、血圧値を電子的に監視して、自動的に、かつ必要とあればきわめて迅速に対応できるようになります。
移動通信:モバイル・マルチメディア・アプリケーションがますます重要になるでしょう。人々は、いつでも、どこでも、必要に応じて情報番組や娯楽番組にアクセスできるようになります。
セキュリティ:個人的プライバシーの保護、高速暗号化、生体認証ソリューション、非接触アクセス。
ウェアラブル・エレクトロニクス:チップを衣類に組み込み、それにさまざまな機能(たとえば、MP3プレーヤ、商標保護、洗濯装置の洗い物の工程監視、アクセス・コントロール、個 人の居場所の特定など)を持たせることができます。
「そうした方面で個人個人にとって大いに有益となる手段を実現するための技術アプリケーションでは、半導体ソリューションが大きな決め手となり、それなくしては実現できません。当 社はこの分野に膨大な成長性があるとみており、ソリューション・ビジネスでナンバーワンの半導体企業をめざします」と、シューマッハは語りました。

ソリューション・ビジネスには多くの新興技術が含まれます。そのなかには、システム・オン・チップ、ハードウェアおよびソフトウェア・ソリューション、バイオチップ、バ イオ電子ソリューションなどがあります。そうしたさまざまな技術を相互連携させるために、それらをソフトウェアやコンサルティングで補完することになります。

「Agenda 5-to-1」を実行に移すことで、インフィニオンは2007年までに市場シェアを倍増させ、世界市場で約6パーセントのシェアを獲得する目標です。インフィニオンの成長戦略では、主 に内的成長を基盤としつつ、提携や戦略的買収も成長の糧にする方針です。インフィニオンは特定の成長分野に絞って、資源と投資を集中し、近年と同様、顧 客企業および技術パートナーの両者と戦略提携関係を結ぶ政策を継続していきます。

地域別の市場展望に関しては、インフィニオンは中国と米国でリーディング・サプライヤの座を獲得するとともに、日本で地位強化をはかり、さらに、欧州およびアジア太平洋地域でリーディング・サ プライヤの地位を維持する方針です。

断り書き:
当リリースには、インフィニオンの今後のビジネスに関する展望的見解が含まれています。そうした展望的見解に該当するものには、世界の半導体市場(特にメモリ製品市場)の動向、イ ンフィニオンの成長性、研究開発提携や研究開発活動のメリット、生産能力の拡大と刷新のための当社の今後の投資水準、当社工場での新技術の導入、当社生産プロセスのより微細な構造への転換、そ うした転換や他のイニシアティブ(率先行動)に伴う経費削減、業界標準に基づく当社の技術開発の成功、当社が自社技術に基づいて商業性のある製品を提供できる能力、当 社の経費削減と成長の目標を達成できる能力などがあります。そうした展望的見解は多くの不確実な要因によって左右されますが、そうした要因には、半導体全般の需要および価格動向をはじめ、当 社自身ないし他社との提携による開発努力の成功、当社生産施設における新しい生産プロセス導入の成功、競合他社の行動、拡張計画を遂行するための資金調達、および当文中で述べられたその他の要因があげられます。し たがって、当社における実際の結果は、当文中で記載された内容とは実質的に異なることがありえます。

「Infineon」および「Infineon Technologies」の意匠はともにInfineon Technologies AGの登録商標およびサービスマークです。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

Information Number

INFXX200209.141 e

ダウンロードサービス