インフィニオンに対する特許権侵害主張にバージニア東部地裁が差止命令

2001/11/27 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、本日、公開業界標準にもとづき生産されたインフィニオンのSDRAMとDDR SDRAM製品に対するランバス社の特許権侵害主張について、バージニア東部地区地裁が差止命令を出すと語ったことを発表しました。同地裁による特許権侵害主張への永久差止命令によって、ロバート・E・ペ イン地区地裁判事が2001年8月に下した決定があらためて確認されます。JEDEC(Joint Electronic Device Engineering Council)に おけるSDRAM標準化プロセスに関連してランバス社が不正行為を行ったとのバージニア東部地区地裁陪審員の評決を、同判事は8月の決定で支持しました。

インフィニオンテクノロジーズの社長兼最高経営責任者 (CEO) ウルリッヒ・シューマッハは、「8月の決定でも述べられているように、ラ ンバス社による不正行為は半導体産業のあらゆる部門に悪い影響を及ぼしています」と述べ、さらに「今回の決定は、インフィニオンはもちろん、DRAM業界全体にとっても重要で、こ の決定をとても嬉しく思っています」と述べました。

訴訟に関連して、すでにペイン判事はインフィニオンのSDRAMとDDR SDRAM 製品に関連したランバス社による特許権侵害主張のすべてを退けています。ペ イン判事はさらに訴訟にともなうインフィニオンの法廷費用として700万ドル強を、ランバス社がインフィニオンに対して支払うよう命令しました。同判事はその法廷費用支払い命令に関する理由説明の中で、ラ ンバス社による特許権侵害主張は、まったく事実無根、かつ不正、軽薄なもので、ランバス社による不正と訴訟中の行為はまったく認めることができない、と指摘しています。

インフィニオンについて


Information Number

INFXX200111.013e