ハイテクとデザインの融合:革新的な生体認証による通信機能と非接触型決済が可能なスクリーンレス リストバンドが登場

2021年6月28日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) が提供するIoT (モノのインターネット) 向けビルディング ブロックは、これまで以上に強力でエネルギー効率が高く、かつ小型化されています。今日、日常的に使用されているあらゆるモノに、生活を豊かにするスマートな機能を持たせることが可能です。イタリア・トリノのベンチャー企業であるDeed®社は、インフィニオンのシステム ソリューションを用いて、スクリーンレスでありながら豊富な機能を備えたウェアラブル製品を開発しました。洗練されたエレガントな get®ブレスレットは、人間のジェスチャーを解釈や生体情報の利用が可能で、電話を受けたり決済を行ったりすることが可能です。 

インフィニオンのコネクテッド セキュア システムズ事業部長のトーマス ロステック (Thomas Rosteck) は、「インフィニオンの半導体ソリューションは、デジタル トランスフォーメーションとIoTイノベーションの中核となり、リアルとデジタルの世界をつなぐ役割を担っています。インフィニオンの幅広いコミットメントと統合しやすいIoTソリューションは、スタートアップ企業や開発者が成功するために必要なハードウェアとソフトウェアを提供します。私たちは、彼らが製品に専念し、革新的な製品の市場投入までの時間を短縮することをお手伝いします」と述べています。 

get®の中核となるのは、インフィニオンのコンポーネントで構成されたシステムで、ウェアラブル機器に接続性や、コンピューティング、センシング、セキュリティ機能を提供します。 SECORA™ Connectは、コンシューマー機器のバッテリー寿命を長くするために、最小の消費電力でブレスレットに支払い機能を提供します。 XENSIV™ MEMS技術は、通話中の音声を高音質で録音することで通話体験の基盤となります。 PSoC™ 6マイクロコントローラ ファミリーは、高性能なデュアルコアM4/M0アーキテクチャを採用しています。インフィニオンの AIROC™ Wi-Fi & Bluetooth®コンボと組み合わせることで、セキュアで低消費電力、豊富な機能を備えたIoT製品に最適なソリューションです。

DEED®社のCEO兼創業者であるエドアルド パリーニ (Edoardo Parini) は、「当社はウェアラブルの進化の次の飛躍としてget®の開発に取り組んできました。このブレスレットは、新しい高セキュリティ基準に対応し、非接触決済のための独自のID取得方法や、革新的なスクリーンレスのユーザー体験を実装し、先進的な機能を提供しています。このブレスレットは、『あなた』と『あなたの』デジタルセルフをつなぐ完璧な架け橋なのです」と述べています。

特許取得済みの技術により、ハイテク素材を何層にも重ねてシームレスで超軽量かつ耐水性のあるウェアラブルを実現しました。その内側には、リジッド フレックスのプリント基板 (PCB) があります。直感的なヒューマン マシン インターフェース (HMI) は、画面をスワイプしたり、ディスプレイに触れることなく最も自然な方法でウェアラブルを操作することができます。ジェスチャー認識用の人工知能 (AI) を搭載したモーションセンサーは、電話の応答や時間の確認、支払いなどを、人間のジェスチャーを解釈して実行することが可能です。骨伝導を利用して指を耳に当てて音声を聞いたり、電話に出たりすることもできます。また、心電図を用いた生体認証により、非接触型の決済が行えます。このブレスレットはそのほか、フィットネスやヘルス モニタリングも可能です。

Mobile World Congress 2021 開催期間に合わせた動画配信

インフィニオンは、2021年6月28日午前11時30分 (中央ヨーロッパ時間) から開催されているMobile World Congressに合わせて、 IoT向けの強力な製品とソリューションの幅広いポートフォリオをビデオプレミアで紹介しています。詳細は http://www.infineon.com/mwc をご覧ください。