インフィニオン、デジタル化へ 。 バーチャル見本市のご案内

2020/06/22 | マーケットニュース

2020年6月22日、ミュンヘン(ドイツ) 

見本市はお客様とのコミュニケーションにおいて必要不可欠であり、新しい技術や革新的な製品が発表される場として機能しています。新型コロナウイルスの影響により、多くの見本市が中止 または2020年春からの延期を余儀なくされました。この状況に鑑み、短期的な対策としてインフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX / OTCQX:IFNNY)は、デジタルの世界でのセールス、マーケティング活動を強化することにいたしました。これに伴い、パワー半導体とセンサーをテーマとして7月に開催される2つの重要なオンライン見本市に出展いたします。 

PCIM 2020見本市のインフィニオンのバーチャルブースは、完全にオンラインで7月1日から開催、最新のパワー半導体製品を展示いたします。デモの概要を含むプレビューはすでにご覧いただける状態となっています。センサー関連のトピックに特化したバーチャル センサー エクスペリエンス(VSE)のブースは、7月20日より開催、こちらもオンラインでご来場いただけます。いずれのオンラインブースも入場方法は、データ保護法に基づいたビジター登録手続き後、皆様にブース内をご覧いただける設計となっております。PCIMでは、産業、消費者、および輸送やeモビリティのソリューションが主なトピックです。VSEは、車載、産業、コンシューマーを主なトピックとし、さらにコンシューマーを、スマートビルディングとライフスタイルに分けました。  

充実したライブ感の提供

バーチャル見本市では、ご来場者さまには、ウェビナーを通してリアルタイムで製品情報を得ていただくことが出来ます。PCIMのバーチャルブースでは17本、VSEのブースでは最大10本のプレゼンテーションを実施します。プレゼンテーション終了後、チャット機能を通して発表者にご質問いただくことができます。追加プログラムとなる製品プレゼンテーションは、PCIMは7月1日から3日まで、VSEでは6月20日から22日に実施いたします。リアルでの見本市と同様、スケジュールは事前にご調整いただくことをお勧めいたします。

ご来場者さまは、さまざまなアプリケーションに対応する製品ソリューションを、ストレスを一切感じることなく長期にわたり閲覧することができます。また何度でも入場していただくことが可能です。そのための方法として、各見本市ではまず主要トピックを選んでいただきます。ご来場者様がトピックをクリックすると、対応製品とともにアプリケーションの事例が表示されます。製品ごとの全体的な情報が載った個別ページは、既にアクセスが可能です。各ページでは、概要やパワーポイント形式のプレゼンテーション資料、eラーニング、インフォグラフィックス、映像、画像(通常360°ビューの画像も掲載)の他、ダウンロードいただける資料も提供しています。  

「パワーの違いを体感」:マーケットリーダーのバーチャル PCIM

インフィニオンは今年、完全にバーチャルでPCIM 2020に出展します。3つの主要トピック、25のデモンストレーション、100個を超える製品を展示し、ご来場さまに、例年通り、製品のイノベーションやアプリケーションソリューションに関する総合的な理解を深めていただけます。シリコン、シリコンカーバイド(CoolSiC™)、ガリウムナイトライド(CoolGaN™)の各技術を含む幅広いパワー半導体の製品群により、引き続き業界基準を打ち立てていきます。PCIMは7月1日より開始、同時にすべての製品情報も閲覧可能となります。ご登録は、 こちらをクリックしてください。注目製品には、以下となります。 

  • 硫化水素(H2S)は、IGBTモジュールの寿命に大きな影響を与えるパワー半導体内の硫化銅結晶の成長を促します。結晶の成長不良を防ぐため、インフィニオンは H2S プロテクションを開発しました。TRENCHSTOP™ IGBT4チップセット搭載の EconoPACK + モジュールは、Econo製品群の中で初めてこの新たなプロテクションが用いられる製品となります。
  • 650V、1200V、1700V:インフィニオンは対応電圧レンジの拡大やパッケージの追加により、 CoolSiC MOSEFETの製品群を継続的に拡充しています。そして今回、1200V対応の 62mm モジュールが発売されます。この確かな実績を持つベースプレート付パッケージタイプにより、250kW以上の中電力レンジ向けのSiC(シリコンカーバイド)が利用できるようになります(250kWは、IGBT技術を用いた際にシリコンの電力密度レベルが限界に達する電力です)。
  • 電気自動車のドライブトレイン内部では、シリコンカーバイドを用いることで効率性や電力密度、性能の向上につながります。インフィニオンはCoolSiC MOSFET技術により、未来のパワーモジュールの展望を示します。その中でも、トラクションインバータ対応1200Vフルブリッジモジュールの HybridPACK™ Drive CoolSiCを披露します。
  • バッテリーマネジメントシステム( BMS は、電池容量と長期間のサービス寿命の活用最適化において鍵となります。インフィニオンは、安全制御装置、センサ、回路遮断器、供給と安全コンポーネントで構成される幅広いBMS向け製品を提供しています。また当社は今回、正確な電圧測定や干渉に対する高い安定性、総合的なセルのバランス調整が可能な BMS ICを新たに導入します。 

PCIMにおけるインフィニオンのバーチャルブースでは、これらの注目製品の他にも、さまざまなアプリケーションソリューションを展示します。例えば太陽光発電セクターでは、1500Vのセントラルインバータ向けの2300V PrimePACK™ 3+、また最大400kWのモーターに対応する1600A PrimePACK 2なども含まれます。さらに、650Vと1200Vの電圧クラスに対応する新たなTRENCHSTOP IGBT7技術も展示します。特別セクションでは、既存のCoolSiC製品群を展示予定です。

Information Number

INFXX202006-070j

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