SMAとインフィニオン、インバータのシステムコストを削減

2020/01/23 | マーケットニュース

2020年1月21日、 ニーステタール/ミュンヘン(ドイツ) 

世界中で太陽光発電が急激に増大するなか、合計出力約600GWの太陽光発電システム中規模の石炭火力発電所600基分に相当がクリーンでコスト効率の高い電力を供給しています。SMA Solar Technology とインフィニオン テクノロジーズ(FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)は、最新世代の画期的な シリコンカーバイド(SiC)を用いた ソーラーインバータでこの成長基調をサポートします。この新たな半導体素材は、インバータのシステムコストを削減し効率性を高め、さらに太陽光発電のコストを低下させます。 

2019 年から販売しているSMAの Sunny Highpower PEAK3 を採用することにより、メガワット規模の分散型太陽光発電所を柔軟かつ効率的に企画できます。 Sunny Highpower PEAK3は、1500 VDC対応のコンパクト設計でユニット当たり150kWの出力を発揮します。これらは、インフィニオンのSiCテクノロジーである CoolSiC™ EasyPACK™ 2B の6つのパワーモジュールと、 EiceDRIVER™ ファミリー 1ED20の36のゲートドライバが、99%以上の効率で、太陽電池が作りだすDCをグリッドと互換性を有する交流電流に変換することで実現します。 

SiC がシステム全体にメリットを実現

SMAの技術開発センターヘッドであるスヴェン ブレミッカー(Sven Bremicker)は、こう述べました。「SiCのおかげで、コンパクトで強力な信頼性あるインバータを作れました。Sunny Highpower PEAK3の場合、CoolSiCモジュールが電力密度を0.97 kW/kg から1.76 kW/kgへとほぼ倍増させます。コンパクト設計のため、持ち運びがはるかに簡単で速やかに設置できます」。そのため、分散型レイアウトとセントラルインバータ両方のメリットを組み合わせることが可能です。太陽光発電所の稼働後でも簡単に拡張が可能です。 

インフィニオンのインダストリアルパワーコントロール事業本部プレジデントのピーター バーウァー( Dr. Peter Wawer)は、次のように述べています。「SiCを使ったパワー半導体は、シリコンを使ったものより高価です。しかし、素材の電気特性のおかげで、システムレベルで見ると、差額を補って余りある効果を得られます。スイッチングの高速化と効率化により、トランス、キャパシタ、ヒートシンク、さらにはパッケージを小型化でき、システムコストを削減できます。太陽光発電インバータの欧州市場におけるリーダーであるSMAがこれらのメリットに納得してくださったこと、また当社の画期的なSiC製品を通じて大量生産を支援できることを非常に誇らしく思います」。太陽光発電システムにメリットをもたらすだけではなく、他の産業部門でも、連続電力供給、電気自動車の充電インフラなどのアプリケーションといったSiCを使ったインフィニオンのソリューションへの需要が高まっています。 

カスタマイズモジュールの速やかな開発

インフィニオンはSMAのために、従来のTRENCHSTOP™IGBT とボディダイオード内蔵のCoolSiC™ MOSFETの両方を含むカスタマイズソリューションを開発しました。ANPC (アクティブ中性点クランプ)トポロジにより、1200V対応スイッチを使って、最大1500Vのシステム電圧をスイッチングできます。このトポロジはSiCのメリットを生かしていますが、EasyPACKモジュールのスイッチのうちSiCをベースにしたものは一部に過ぎません。全体として、SiCの使用によりインバータの複雑性が低下します。これが効率性を高めるだけでなく、システムの維持も簡単になりサービス寿命が伸びます。 

インフィニオンは、パワー半導体のグローバルなマーケットリーダーとして、産業用アプリケーション向けにSiCを使ったEasyモジュールの業界最大のラインアップを提供しています。長年の知識、幅広いチップ技術、現在の生産能力のおかげで、このプラットフォームをお客様の要望に合わせて修正し、短期間で連続生産の準備を整えられます。SiCを使ったディスクリートおよびモジュールへの需要が堅調なため、 インフィニオンは、自社製造施設でのSiC生産能力の拡大に投資を続けていきます。 

SMA について

SMAグループは、太陽光発電システム技術で世界を牽引するスペシャリストとして、未来の分散型再生可能エネルギー供給の基準を設定しています。SMAのラインアップには、幅広い効率的な太陽光発電インバータ、全ての電力クラスに対応した太陽光発電システム用の全体的なシステムソリューション、インテリジェントなエネルギー管理システムおよび蓄電池ソリューション、太陽光発電ディーゼルハイブリッドアプリケーション用の完全なソリューションが含まれます。デジタルエネルギーサービスに加えて、太陽光発電所の運用保守サービスを含む広範なサービスも展開しています。世界190カ国以上に、合計出力75GWのSMA製インバータが設置されています。数々の賞に輝いたSMAのテクノロジーは、約1,400件の特許と実用新案により保護されています。グループの親会社である SMA Solar Technology AGは、2008年からフランクフルト証券取引所のプライムスタンダード市場に上場しており(証券コードS92)、SDAX指数に組み込まれています。  

SMA Solar Technology AG      Sonnenallee 1 34266 Niestetal Germany

コーポレートコミュニケーション部長: アンジャ ジャスパー(Anja Jasper) Tel. +49 561 9522-2805 Presse@SMA.de 

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  • The EasyPACK™ module is a customer-specific solution for SMA that includes both a classic TRENCHSTOP™ IGBT and a CoolSiC™ MOSFET with body diode. The ANPC (Active Neutral-Point Clamped) topology allows system voltages up to 1500 V maximum to be switched with switches designed for 1200 V.
    The EasyPACK™ module is a customer-specific solution for SMA that includes both a classic TRENCHSTOP™ IGBT and a CoolSiC™ MOSFET with body diode. The ANPC (Active Neutral-Point Clamped) topology allows system voltages up to 1500 V maximum to be switched with switches designed for 1200 V.
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  • In the Sunny Highpower PEAK3, the CoolSiC™ modules almost double the specific output from 0.97 to 1.76 kW/kg. Due to the compact design, the inverters are much easier to transport and much faster to install.
    In the Sunny Highpower PEAK3, the CoolSiC™ modules almost double the specific output from 0.97 to 1.76 kW/kg. Due to the compact design, the inverters are much easier to transport and much faster to install.
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