新たな環境センサテクノロジー『光音響分光(PAS)』により二酸化炭素センサのXENSIV™ PAS210を小型化

2019/06/18 | マーケットニュース

2019年6月18日、ミュンヘン(ドイツ) 

都市に住む人々は、オフィス、学校、あるいは自宅などの屋内で多くの時間を過ごします。しかし都市の屋内空間はエネルギー効率を高めるため気密性が高く、空気の質が劣化し、そのまま室内にこもる傾向があります。この空気の質の劣化を示す指標のひとつに二酸化炭素濃度があります。この臭いも色もない気体を監視する従来の市販ソリューションは、かさばったり、高価であったりと、広く普及するだけの魅力を備えた製品となっていませんでした。インフィニオン テクノロジーズは光音響分光(PAS)を活用し、業界に破壊的変化をもたらす二酸化炭素センサテクノロジーを開発しました。 

XENSIV™ PAS210にはこの新しいテクノロジーが使用されています。高感度のMEMSマイクロフォンが検出器として組み込まれ、二酸化炭素センサ全体の大幅な小型化を実現しています。これにより、このセンサはデマンド空調制御などスマートホームやビル自動化、および空気清浄機、室温調節器、天気表示装置、パーソナルアシスタント機器をはじめとした、空気の質を測定するさまざまな屋内用IoT機器に最適です。このセンサは屋内の空気の質を迅速に、またエネルギー効率良く改善することを支援します。PASテクノロジーとその周辺の充実した特許をつぎ込んだPAS210により、大量かつ低コストの二酸化炭素センサアプリケーションが実現するだけでなく、将来的には他の気体をターゲットとしたセンサへの道も拓けます。 

この二酸化炭素センサでは1枚の基板上に、検出器、赤外光源、および光フィルターを含む光音響トランスデューサが組み合わされています。また信号処理のためのマイクロコントローラとアルゴリズム、および赤外光源を駆動するMOSFETも搭載されています。すべてのコンポーネントはインフィニオンの高い品質基準の下に社内で開発および設計され、クラス最高の価格性能比を実現しています。たとえばXENSIV PAS210では、検出器に髙SN比のMEMSマイクロフォンであるXENSIVE IM69D130が使用されています。このことをはじめとして、このセンサには音響テクノロジーや関連アプリケーションでのインフィニオンの長年の実績が活かされています。 

PAS210は独自のPAS検出原理により可能となった、前例のない小型化を達成した本格的な二酸化炭素センサです。これは市販の二酸化炭素センサと比較し、お客様のエンド製品において75%を超える省スペース化を実現します。ppm値を直接測定できること、表面実装への対応、およびシンプルな設計により、 大型、小型のどちらのアプリケーションにおいても容易かつ迅速な組み込みが可能です。 

内蔵のマイクロコントローラではMEMSマイクロフォンからの信号がppm値に変換され、この値がシリアルI²C、UART、またはPWMいずれかを経由して出力されます。XENSIV PAS210は0 ppmから10,000 ppmまでの二酸化炭素濃度に対応し、±30 ppmまたは測定値の±3 %の読み取り精度を備えています。断続測定モードでのXENSIV PAS210二酸化炭素センサの耐用期間は10年です。 

供給状況

XENSIV PAS210二酸化炭素センサはニュルンベルクのSensor+Test、およびサンノゼ(米国カリフォルニア州)のSensors Expo見本市にて展示されました。早期サンプル提供は特定のアプリケーションについて検証中です。エンジニアリングサンプルの提供は2020年上半期中、量産は同年下半期中に開始の予定です。詳細については www.infineon.com/PAS210をご覧ください。  

Sensor+Test 2019 とSensors Expo 2019でのインフィニオン

Sensor+Test 2019とSensors Expo 2019見本市(いずれも2019年6月25〜27日)にて、インフィニオンはスマート車両、スマートホーム、スマートインダストリーとロボティクス、および健康とフィットネスアプリケーションのための最新のセンサソリューションを展示しました。インフィニオンのデモはSensor+Testではホール1のブース番号429にて、Sensors Expoではブース番号1110にて行いました。これらの見本市でのインフィニオンの詳細については www.infineon.com/sensortest  または  www.infineon.com/sensorsexpo をそれぞれご覧ください。

Information Number

INFPMM201906-080j

Press Photos

  • XENSIV™ PAS210 is a real CO2 sensor in an unprecedented small form factor, enabled by the unique PAS detection principle. The sensor saves more than 75 percent space in customer end products compared to commercially available real CO2 sensors. Its direct ppm readings, surface mounting capability and simple design allow for an easy and fast integration in low and high volume applications alike.
    XENSIV™ PAS210 is a real CO2 sensor in an unprecedented small form factor, enabled by the unique PAS detection principle. The sensor saves more than 75 percent space in customer end products compared to commercially available real CO2 sensors. Its direct ppm readings, surface mounting capability and simple design allow for an easy and fast integration in low and high volume applications alike.
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