ザイリンクス社とインフィニオン、Zynq® UltraScale™+ MPSoCとRFSoCファミリを対象としたパワーソリューション提供に向け協力

2019/02/26 | マーケットニュース

2019年2月28日、ミュンヘン(ドイツ) 

Xilinx Inc.(以下、ザイリンクス)とインフィニオン テクノロジーズは、Zynq® UltraScale™+ MPSoCとRFSoCファミリを対象とする、拡張性を備えたパワーソリューション提供のため協力します。インフィニオンは業界をリードするパワーマネジメント集積回路(PMIC)である IRPS5401を、ザイリンクスのZCU104とZCU111評価キットに供給します。 ZCU104評価キットにはZynq UltraScale+ MPSoCが含まれ、使用することにより監視システム、先進運転支援システム(ADAS)、マシンビジョン、拡張現実(AR)、ドローン、医療画像などをはじめとする、組み込み型視覚アプリケーションの設計をすぐに開始できます。 ZCU111評価キットにはZynq UltraScale+ RFSoCが含まれ、ワイヤレス、ケーブルアクセス、早期警戒レーダー、その他の高性能RFアプリケーションのRF-Typeアナログ設計の迅速なプロトタイピングを実現します。 

2種類の評価キットは、システムデベロッパーによるパワー供給、パワーシーケンシング、障害管理、およびテレメトリ製品の開発期間を短縮します。ザイリンクスの評価キットには15個から30個のコンポーネントが組み込まれ、小型アプリケーションの8本から30本のパワーレールに完全なパワー供給を行います。 

ザイリンクスのZynq UltraScale+ RFSoCには、アナログ設計者が柔軟に設定を行えるよう、DSPサブシステムにサポートされたアナログからデジタルへの信号チェーンが組み込まれています。これによりシステムの消費電力と使用面積が50%から70%削減され、また進化し続ける仕様やネットワークトポロジ対応できる柔軟性が得られます。ザイリンクスのZynq UltraScale+ MPSoCは、クワッドコアのARMアプリケーションプロセッサ、デュアルコアのリアルタイムプロセッサ、および画像処理ユニットのMaliが組み込まれた、市場で最も先進的なSoCです。 

これらの評価キットには、合計10 Wから50 Wの電力と複数の電圧供給を必要とする先進的なFPGA/SoCを駆動するため、インフィニオンのIRPS5401が使用されています。複数の出力を持つDC/DC PMICがuDrMos内蔵のOptiMOS5パワーステージと共に使用され、V core電圧やその他FPGA/SoCファミリが必要とする入力電圧に対応可能な拡張性を実現しています。またFETとドライバを備えた複数のDC/DCレギュレータ、DDR3/DDR4 LDO、ならびに入出力、電圧、電流、パワーテレメトリを対象とした完全な障害管理機能も組み込まれています。さらに電源投入時と遮断時両方のパワーシーケンシング遅延、および外部コンポーネントの数を最小限に抑えるデジタル補償機能も装備されています。 

供給状況

ザイリンクス Zynq UltraScale+ MPSoCおよびRFSoC評価キットは直ちに供給が開始され、またニュルンベルクで開催されるEmbedded Worldのザイリンクスブース(ホール3A、ブース番号235)において展示されます。ザイリンクスの詳細については www.xilinx.comをご覧ください。インフィニオンのパワーソリューションについては www.infineon.com/xilinxもご覧ください。 

インフィニオンがEmbedded World 2019に出展

Embedded World 2019 Exhibition & Conference(ドイツ、ニュルンベルク、2019年2月26〜28日)のホール3A、ブース231にお立ち寄りください。展示のハイライトには自動運転のためのスマートで安全な車両、セキュリティの確保されたコネクテッド工場、スマートな住宅と消費者向け機器、高度に効率的で洗練されたドローンなどが含まれます。詳細については www.infineon.com/embeddedworldをご覧ください。

Information Number

INFPMM201902-036j