すぐに使える汎用ソリューション:インフィニオンのSecoraTM IDがeIDプロジェクトの実行を加速

2019/12/02 | マーケットニュース

2019年11月14日、ミュンヘン(ドイツ) 

電子身分証明書(eID)の需要が世界的に高まっています。変化する市場ニーズにスピーディかつ柔軟に対応するため、インフィニオンテクノロジーズ(FSE: IFX / OTCQX:IFNNY)は、SECORA TM IDセキュリティソリューションを開発しました。インフィニオンのSECORA TMファミリーに新たに加わったこのソリューションは、認証取得済であり、高度なセキュリティが確保された電子身分証明書として簡単に統合できます。さらに、SECORA IDを導入すればスマートカードなどのメモリ容量が小さいデバイス上でJava Card TMベースのアプリケーションを実行できるため、eIDソリューションの設計、テスト、配備が容易になります。 

インフィニオンは、2019年11月26~28日にフランスのカンヌで開催される、業界最大規模の見本市 Trustech(RIV C 050ブース)でSECORA IDを発表しました。 

インフィニオンの政府ID担当シニアディレクターであるマウリツィオ スケルリ(Maurizio Skerlj)は、次のように述べています。「世界人口の70%以上をカバーする160カ国以上の政府IDプロジェクトへの参画が当社の専門知識として集積されています。SECORA IDプラットフォームを通じて、セキュリティプリンターやカード製造者は、政府のアプリケーションのデジタル化をさらに進めることができます。」 

プラグアンドプレイ方式のSECORA IDソリューションは、業界をリードするセキュリティチップとソフトウェアを一体化することで、高度なセキュリティが確保された電子身分証明書への統合を容易にします。同時に、国民電子身分証明書制度や他のアプリケーションの固有の要件に合わせて、手軽に効率的にカスタマイズを行うことも可能です。電子健康保険証、電子運転免許証だけでなく、身分証、決済、公共交通機関のチケットを組み合わせたマルチアプリソリューションなどに幅広く対応できます。

 

 

認証取得、簡単な統合、高い柔軟性

SECORA TM IDは、接触型、非接触型に加えてデュアルインタフェースのソリューションもサポートするため、普及している接触型インフラから非接触型のデジタル身分証ソリューションへのスムーズな移行を実現できます。

このセキュリティソリューションは、Global Platform v2.3.1およびJava Card TMv3.0.5などの最新の基準に準拠し、最先端の暗号化技術に対応しています。450Kバイトの大容量の不揮発性メモリを内蔵し、個人データだけでなく生体情報や査証情報も格納できます。 

オペレーティングシステムは、コモンクライテリア(CC)EAL 6+およびEMVCo、アプレットは、コモンクライテリア EAL5+の認証取得を目指しています。全てのSECORA IDソリューションは、革新的なコイルオンモジュール(CoM)パッケージを含む広く使用されているスマートカードパッケージで提供されます。 

さらに、インフィニオンアプレットコレクション、Masktech社のアプレットコレクション、cv cryptovision社のePasslet Suiteが、主要なeIDアプリケーション用の包括的なアプレットの選択をサポートします。 

cv cryptovisionのCEOであるマルクス ホフマイスター(Markus Hoffmeister)は、次のように述べています。「インフィニオンの新たなハイエンドチップとOSプラットフォーム上で、当社のマルチアプリePasslet Suiteを利用できることを嬉しく思います。インフィニオンとのパートナーシップは、当社にとって重要な一歩であり、eID市場での私たちの長期的な幅広い展開を大きく推進するものです」 

供給状況

SECORA IDは、2020年始めに提供を開始する予定です。ご要望があれば、サンプルをご用意いたします。 

詳しくは、 www.infineon.com/government-identificationをご覧ください。

Information Number

INFDSS201911-009j

Press Photos

  • The plug-and-play SECORA ID solution combines Infineon’s industry leading security chip with software to ease the integration into highly secured eID documents. At the same time, SECORA ID can be customized easily and efficiently according to the specific requirements of national eID schemes as well as further applications. All SECORA ID solutions will be available in widely used smart card packages including innovative CoM (Coil-on-Module) packaging.
    The plug-and-play SECORA ID solution combines Infineon’s industry leading security chip with software to ease the integration into highly secured eID documents. At the same time, SECORA ID can be customized easily and efficiently according to the specific requirements of national eID schemes as well as further applications. All SECORA ID solutions will be available in widely used smart card packages including innovative CoM (Coil-on-Module) packaging.
    SECORA ID_CoilonModule

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